自動車部品メーカーとして世界でトップの規模を誇る企業。
2014年2月、安城製作所にて企業訪問ツアーを開催します。
同社はトヨタ系列の企業として有名ですが、実は世界中の完成車メーカーに部品を供給するグローバル企業です。特徴の一つはHV(ハイブリッド車)やEV(電気自動車)等、最先端の自動車に不可欠な部品を供給しながらも、どんな自動車にも必要であるスパークプラグやスタータ、オルタネータと呼ばれるコモディティ化した製品も手がけ、かつ世界的にシェアが高いという点があります。
研究開発を重ね付加価値の高い商品を生み出しつつ、差別化が難しくなった商品を生産効率の向上と設計の改良、大量生産によってシェアと収益力を高め、全く大きさを変えることなくアイドリングストップ機構の搭載を可能にし、これまで難しかった欧州メーカーへの納入拡大を実現しています。
また、生産効率を高める為には自動化ロボットが必要ですが、これも自社で開発・生産を行いロボット企業としての一面を持つ企業でもあります。これぞ世界で勝つ日本のモノづくりの代表格と言えるでしょう。
今後は燃費向上や燃料電池車等の環境性能や、「ぶつからない車」「自動運転」等の安全性能の分野で世界をリードすると考えられます。同社の領域はますます広がっていくと期待が持てます。
【最高投資責任者(CIO) 草刈 貴弘】