組入企業を絞った理由
草刈 企業ともっとコミットしたいと思ったからです。応援する以上とことんお付き合いさせていただきたい、長く投資させていただきたい。一方で、株価が下落しても資金の制限、優先順位から買う事が出来ない場合もあります。それならば応援したい企業により多く投資させてもらいたい、それがバイアンドコミットだと思っています。ホールドして持ち続けるというよりも共に価値を高めあい、それによって日本経済を活発化させるという意識を共有したいのです。確かに企業数は減りましたが、組み入れたいと思う企業は今も増えていますので、制限の部分や割安なタイミングで変わっていきます。ですから現在はよりコミットする企業を選別している最中と思っていただきたいです。
澤上 その考えは是非とも貫いてほしい。今後ファンドは大きく成長していくと確信しているよ。これから草刈自身が成長すれば、本気でコミットしていきたい企業のバックストックがどんどん増えてくる。気が付いたら今の倍の銘柄数になっているだろうね。経営者と、しっかり思いや意思を込めた対話ができるような水準になるまで自分を高めて欲しい。経験が増えれば銘柄も増える。それはファンドの成長を表すことでもあるよね。とにかくリサーチの充実と拡充をしていって欲しい。