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2015.1_ikiyouyou1.jpg「自分、不器用ですから」同郷の高倉健さんの訃報に接し、少年時代を過ごした博多の街を想い出した。

故郷の博多を離れて上京してから、今年の春でもう18年となる。気が付けば博多で過ごした日々よりも東京暮らしが長くなった。「やっぱ九州の人だから焼酎でしょ」と言われても、酒の味を覚えたのは同じ赤阪でも福岡ではなく東京の赤坂。上司の背中にくっついて、まだ料亭の残る赤坂の路地から路地を飲み歩いた。飲み潰れ空を見上げても星は一つも見えなかったが、ワイシャツ越しのヒンヤリとした石段の感触が今も背に残る。

一時は健康ブームに乗り芋焼酎で九州男児を気取ってはみたが、その後の日本酒ブームで今ではすっかり日本酒党。それでも、福岡の蔵元に拘るのはせめてもの罪滅ぼし。亭主関白でケンカっ早く、かっこつけのくせに情にもろい。そんな九州男児に憧れた時もあったが、現実はママチャリの後ろに子供を乗せて猛スピードで毎朝の保育園通い。妻に家事メンと煽てられるのもまんざらではない今日この頃。

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105kg国太郎の意気揚々と生きよう!
企画部 西島 国太郎

国太郎という名は、「日本の柱とならん」という親の想い。それともちょっと右寄りの祖父の想い?どう見積もっても縁の下で国家は支えられないが、せめてあと何年かはうちの小さな子供のヒーローでい続けられるように踏ん張りたい。でも、若い頃のように「仕事と遊び、そして恋に全力投球!!」なんて軽いノリで言うには重過ぎる腹回り。いやいや今年こそは職場精神である、「頭や心にぜい肉をつけない」に「カラダ」もプラスして、三度目の年男を颯爽と駆け抜けたい。

 

【企画部 西島国太郎】

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