日本のオペラを世界に その第一歩

　「さわかみオペラ芸術振興財団」の活動の趣旨は「日本のオペラを世界へ」です。

芸術の華ともいわれているオペラを日本でもっともっと広めたい。さらには世界の人々が思わず口ずさむような日本語のオペラを一曲だけでも世に送り出したい。

ボローニャ歌劇場フィルハーモニーの芸術監督吉田裕史氏と澤上篤人の想いが共鳴し、昨年8月に財団を設立しました。ただしオペラの財団をやるといっても華やかで浮ついたところは一切なし。それが「さわかみ流」。

まずは自分たちで汗をかき、地道な活動を通して、本当に音楽やオペラが好きな人たちをどんどん巻き込んでいってやろうとしています。半年前、一年前から皆さんにワクワクしながら待っていただけるようなイベントにするにはどうするか？日本でオペラのチケットはどうしても高額になりがちだけど、イタリアのように身近な価格にするには？かといって「本物」を提供できなければ意味がない…。

応援してくれる皆さんを巻き込みながらの日々の取り組みは、新たな方法で新しい価値を生み出してきた「さわかみファンド」に通じます。もちろんイタリアのオペラ界で活躍し、そして一昨年の清水寺、昨年の二条城と世界遺産でのオペラを成功させてきた吉田氏は「本物」です。

今年も皆さんに驚きと感動を与えられるような企画を私たちの財団が中心となって練り上げているところです。どうぞご期待ください。