先日あまりにも疲れたので気分転換にとふと手に取った本に、新井白石の幼少の頃のエピソードが。9歳の白石は真冬の夜、書物を読む際に眠くなった時のために井戸から桶2 杯分の水を汲み眠たくなると一杯かぶり、さらに眠たくなるともう一杯かぶって勉強を続けたそうだ。時代が違うとは言え、自分のぬるさが恥ずかしい…。さて、話は変わるがよく投資先の企業をどのように選んでいるのか?という類の質問をお客様より受ける。普通に答えるなら、「現在、そして将来に渡って私たちの生活に欠かせない企業」ということになるが、ほとんどの企業がどこかで何かの役に立っているから存在しているわけで何かしらその他の理由がある。例えば、同じ業種で同じようなモノやサービスを提供している同程度の規模の企業が存在しているとして、どちらか一つを就職先として選ぶ場合、皆さんなら何を基準に企業を選ばれるだろうか。収益性の高い企業?または将来性のある方?もしくは社風が合う企業?人によっては福利厚生なんて方もいらっしゃるだろう。企業の収益性については、過去の決算報告書等を紐解けば優劣が見えてくる。将来性については、業界の研究をすればその会社のポジションやシェア、技術先行企業なのか、営業力で技術力をカバーしているのかといったことまで分かるかもしれない。
108kg国太郎の意気揚々と生きよう!
企画部 西島 国太郎
では、会社の社風やカラーはどうやったら分かるか?これはもう実際にその企業の最前線で働いている方に直接会って話を聞く他はない。ビジネスがグローバル化し、日々刻々と事業環境が変化していく中、新しい価値を生み出しその価値を広めていくのは、そこで働く社員の方だ。社員一人一人が自社のビジネスに自信を持ち信念を持って打ち込む姿がなければ、全ての競争優位性は発揮できない。9 月12 日の運用報告会で、キラリ輝く社員の方に会いに行こう。