9/13( 日) 京都国立博物館 中庭 特設ステージ
9/17( 木)・19( 土) 姫路城 大天守下 特設ステージ
オペラは芸術の華とも、最高の芸術ともいわれ、欧米では社交界の花形となっています。それもあってか、日本ではオペラというと高尚な貴族趣味で、とかく敷居の高いものとみなされがちです。そもそもオペラというものは、一般大衆の娯楽として広く愛されてきた歴史があります。人々は、喜びにつけ悲しみにつけ、オペラに共感し慰められ励まされ、心の糧として親しんできました。そういったオペラ文化を日本でも広めたい。それには、世界でも最高レベルのオペラを、ともかくも身近で楽しんでもらうことです。そこで、さわかみオペラ財団では一般的なオペラ興行とは一線を画し、文化事業として驚くほど安い価格帯で本場のオペラを提供しようじゃないかということにしました。それも、できるだけ多くの人々にということで、当日券は立見席ですが1人1,000円で700名の方々に来場いただきます。( 雨天の場合は、残念ながら当日券は販売中止) せっかく文化事業をやるのなら、世界に誇る日本の文化遺産とオペラの融合を図るのも、また楽しからずやです。そこで今年は明治の代表的建造物である京都国立博物館と、世界遺産ともなった姫路は白鷺城天守閣を背に、野外オペラ「道化師」を公演することにしました。9月の公演には、世界も注目しています。オペラの本場イタリアでもトップレベルの演奏家たちが、日本の伝統を背にどれほど素晴らしいパフォーマンスを演じてくれるか興味深々です。各国のテレビ局や報道陣が来日するのも、その現れです。
澤上 篤人
さわかみオペラ芸術振興一般財団法人
代表理事 さらにおもしろいのは、興行すなわちマネー至上主義が芸術を片隅に追いやっている世界の風潮に対して、さわかみオペラ財団が敢然と芸術や文化を前面に立てていることに、オペラの本場イタリアで関心が高まっていることです。もう既に複数の歌劇場から日本で公演させてくれといったアプローチがはじまっています。それはそうでしょう。オペラは総合芸術であり、指揮者・ソリスト・合唱・楽団・演出家・舞台監督など、実に多くの芸術家たちが最高のパフォーマンスを披露しようと研鑽を重ねています。公演当日に観客席からの盛り上がりを感じれば感じるほど、彼ら彼女らは芸術家冥利に燃えます。その点、さわかみオペラ財団ではチケットをすべて直販し、購入者には随時いろいろな情報を提供することで、9月の本番に向けて期待をどんどん高めてもらいます。オペラ公演の当日、世界最高レベルの演奏家たちと、その日を待ち望んだ観客とが、鳥肌が立つような感動で一体となれたら、どれだけすばらしいことでしょう。まさに、オペラをはじめ音楽芸術は、その時その場の一期一会なのです。皆様方も、是非ご一緒ください。
さわかみオペラ芸術振興一般財団法人
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