ある朝、妻のお弁当箱を覗いてみるとおかずばかりでご飯が見当たらない。聞けば何やら糖質オフダイエットを始めたとか。断捨離の次は断シャリか…。ちょっと面白い奴だなと妻を見直した。これまで日本の食料自給率の一端を担ってきた自負のあるご飯党の私としては、「ご飯はちゃんと食べた方がいいよ。」と言ってはみるものの、彼女の視線の先にある私のカラダに説得力がないのは言うまでもない。
報道ではTPP 交渉が大筋合意と大々的に報じられている。ますますボーダレス化する世界経済に取り残されまいと、最終的には各国が断射利した結果が実を結んだといえる。日本はアメリカに対してコメの輸入枠を年間7万トン開放する。聖域であったコメに手を付けた意味は大きいが実際は日本のコメ消費量全体から見れば1%に過ぎない。それよりも、ライフスタイルの変化により毎年1%以上減少する1人あたり消費量の方が大きな課題と言える。微力ではあるがご飯を愛する者の一人として、今こそ封印していた「ライス大盛り」を解禁して消費を下支えしたい。ただ、ご飯愛好家が太っていては「ご飯食べると太るでしょ?」とご飯のイメージを損ないかねない。本当は私の体重の半分はあんこでできているのだが、そんな言い訳をしだすと今度は和菓子業界に火の粉が飛んではいけないので、ここはグッと堪えて自制心の無さとしておきたい。
109kg国太郎の意気揚々と生きよう!
企画部 西島 国太郎
運用報告会で多くのファンド仲間の方に声をかけて頂いた。「体には気を付けてね!」、「糖尿病は怖いよ!」、投資先企業の方にも「膝の具合はもう大丈夫ですか?」と、多くの方に自分の健康状態を気遣っていただき、そろそろ裏企画である公開ダイエットを本気で始めねばと強く決意する。113キロ(9月号)→109キロ(今月号)ときて、次の11月号の数字がどう激変するか。私の本気を感じて欲しい。