シリーズ最後となったさわかみグループ各社の紹介は「さわかみ投信株式会社」、つまり当社です。1996年7月、一般生活者の財産形成のお手伝いをさせていただくために当社は創業しました。それまでの資産運用が富裕層向けを中心としていた中、生活者こそが経済を支え、そういった生活者にこそ資産運用が必要な時代が来るとの信念で。創業当初は「さわかみ投資顧問」として投資一任契約を中心に展開していましたが、金融ビッグバンを機に1999年8月にファンド運用業（投資信託）に進出いたしました。
一般生活者が本格的な長期運用で財産形成への自信を高めれば、一人ひとりが余裕を持った人生を送れます。お金に縛られず、仕事はもちろん芸術活動やスポーツ、文化事業などにも安心かつ本気で取り組めるのです。イキイキとしたカッコ良い大人がたくさんいる世の中…それこそが私たちが次の世代に引き継ぎたい豊かな世の中の姿です。当社は一般生活者のための運用に集中すべく、独立系運用会社・直接販売（直販）体制を貫いています。これは誰にも縛られることなく理念を重んじ、ファンド仲間の皆さまに哲学と運用結果を直接お届けするためです。
さて、当社の最大の武器であり唯一の手法が長期投資です。一般的に長期投資とは投資期間の長さで、短期・中期と区別されます。おかげさまでファンド運用をさせていただいて既に16年が過ぎ、皆様の「さわかみファンド」も堂々たる長寿ファンドとなりました。その裏で中身となる投資運用についても長期化しています。実際、「さわかみファンド」が組み入れている企業への保有期間は10年超にいたるところが大半です。期間長く企業へ投資していると、その企業との信頼関係も構築されていくものです。そこで気づいたのです。企業が社会を形成する一要素だとすれば、企業を通じ社会を創ることも長期投資では可能だということを。自らの運用益のためだけに投資をするのではなく、企業に対し想いを込めて投資をすることが当社の長期投資なのです。したがって当社の長期投資は期間の長さを説明する投資スタイルではありません。企業とパートナーとなり共に社会を作っていく投資…私達はこれを長期投資としてこれからも日々の業務に励んで参ります。
一般生活者の財産形成のお手伝い、そして進化した長期投資。この二つの軸で今後も皆さまとの長期航海をご一緒できれば幸いです。
※本年7月に創業20周年を迎えます。残すべきものは残し、変えるべきものは変え、自らの意志と行動で豊かな世の中を作っていきたいと走ってまいります。【代表取締役社長 澤上 龍】
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※本欄は、さわかみグループ各社の活動をご紹介するものであり、さわかみグループ各社が提供するサービスや商品の販売・勧誘を目的とするものではありません。
