左：直販部 江藤、右：武田様
“この人がいると場が明るくなる”みなさんの周りにもそういう方はいらっしゃいませんか？本日ご紹介する武田さんは、まさにそんな存在です。昨年の春、ファンド仲間女子会に遠方からご参加いただいたことがきっかけでお付き合いが始まりました。
ヨガインストラクターまでの道のり
背筋がピンと伸びた姿勢から放たれるパッと明るいオーラ。そんな武田さんの日々の生活を綴ったSNSは、見ているだけで元気をもらえます。いつも素敵な秘訣を尋ねたところ、意外な言葉が返ってきました。「10年前にどん底を経験したからね。」
10年前、パートナーとの離婚に始まり、長年勤めていた会社の契約打切り、プロを目指して通っていたダンス教室の終了。本当に多くのことが重なり、自分を責める日々。自分の周りから次々と大切なものがなくなっていくのはなぜだろう？理由を知るために始めた心理学の勉強。そこで気がついたのは、「誰かのために自分を犠牲にしてがんばる」いわゆる“いい子ちゃん”だった自分の姿。そんな人の顔色を窺いながらの生き方ではなく、自分の感覚を大事にして生きようと決意されてから人生が大きく動き出します。趣味で始めたヨガでインストラクターを勧められ、初めて教えた教室で自分の魂が喜んでいることを実感し、インストラクターの道で生きることを決意。自分の直感を大切にするようになって、武田さんの人生は好転していきました。
長期投資との出会い
そんなまさにどん底の最中に、武田さんは口座を開設されました。当時は、“投資=ギャンブル”のイメージがあったそうですが、ご家族から「老後に年金がもらえるか分からない中で、これから1人で生きていくためには投資を始めた方がいい。」と助言されたことがきっかけで定期定額購入を開始。しかし、翌年リーマンショックで資産が半分に…。
辛い時期にさわかみファンドまで下落。もし私が同じ立場なら、家族に当たってしまいそうなところです。何とか踏ん張れたのは「定期は止めてもいいけど全部は売るな」という家族からのアドバイス。自身で勉強会にも参加し、他の長期投資家の話もじっくり聞き、持ち続けることを判断したそうです。あの時、不安を乗り越えファンドを解約することなく続けられた結果が今に繋がっています。
ヨガと長期投資の共通点
家族からのアドバイス、勉強会での学び、それでもやっぱり私ならリーマンショックに耐えられそうもありません。なぜ持ち続けることができたのか。もっと他に理由があるのではないか？そう思いインタビューをしているうちに、ヨガと長期投資の意外な共通点に気がつきました。「ところで、ヨガは何か月続けたら効果が出るものですか？」ヨガとストレッチの区別も分からない私に、武田さんはこう優しく教えてくれました。「ヨガは、よりよく生きていくために、自分の体を自分の責任でメンテナンスしていくものです。数か月ですぐ効果が出るものではないのですよ。体は一生使うもの、だからヨガは一生続けていくものです。楽しみながらね。」武田さんは、自分の体を通じて人間の心や体をよりよくしていくには時間がかかることをご存知でした。長いスパンでじっくり実りを待つ長期投資の考え方を頭ではなく体で理解され、体もお金も一生使うものと、直感で信じていただけたのだと思いました。
お金の使い方が変わった！
武田さんは、東京で面白いセミナーや気になる人に出会える場があると気軽に出掛けられるそうです。フットワークの軽さに驚き、「交通費とか気になりませんか？」とお聞きしたところ、「長期投資と出会ってお金が使えるようになった」と。「今でもお金の不安があるし、お金にめちゃめちゃ余裕がある訳ではないんですよ。だけど、以前勉強会で澤上会長から伺った“片足でお金を稼いで、もう片足でお金にも働いてもらおう”という話し通り、ヨガと長期投資を長く続けてきた今、これから何があっても何とかなるかなという自信がありますね。だから最近お金が使えるようになって、人とどんどん出会えるようになりました。」武田さんの明るいオーラは周りにどんどん伝播していっています。
それから興味深い話をもう1つ。武田さんは、月謝の受渡し等でお札をやり取りする際は、極力折り目のない新札を使うそうです。お金に気持ちを込めて大切に扱う姿勢は、私も明日から真似したいと思います。
武田さんは今、自身の体験を通じて学ばれた心理学をベースに、多くの方の自立を後押しするヨガのインストラクターとして活躍されています。ヨガで生徒の人生に寄り添う武田さん。その武田さんに寄り添う長期投資。ファンド仲間の人生に併走させていただけるファンドであり続けるためには、私たちも成長し続けなければなりません。これからも大切にファンドを育てていきたいと思います。
【直販部 江藤】
武田 明子 様
ヨガインストラクター。ヨガ「サロンAkiko」主宰。月に60本ほどの担当レッスンを持ち7年間活動した後、完全独立。現在は、自立して生きていく女性を応援するために自身で考案したヨガプログラムにて、少人数制のレッスンを行っている。
