Sawakami Asset Management Inc.

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第二次大戦後、怪我や病に伏せる患者を前に病院では寝台が不足していた。そこで軍に供出させられたままの金属資材から日本人の体格や嗜好にあうベッドを製造。軍用品の再生から同社の医療インフラ事業は始まった。今日では看護・介護の人手不足にセンサーやICTを活用、ベッドで眠る方の心拍や呼吸の状態を遠隔地から24時間見守るスマートベッドシステムを開発した。容体異常の早期発見は患者の安心に、電子カルテの自動記録等による看護業務の軽減は病院経営の省人化、さらに地域医療への貢献も期待される。人生100年時代を見据え、国が掲げる医療と介護の連携、その現場は病院から地域・施設・家庭へと変わる。

また、95年から製造拠点を構えるインドネシア(人口2.5億人)では同社シェアが4割超で、現地医療機関と二人三脚で療養環境を築いてきた。我が国だけでなく、高齢化社会をこれから迎えるアジア・中南米等の新興国にも同社のニーズは高まっている。創業来71年、ケアする方もされる方も喜ぶ「安心・安全・快適」なヘルスケア環境の実現に先進の技術とやさしさで挑む同社、必要とされるフィールドは国内外に広がっている。

【アナリスト 佐藤 紘史】

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