医薬品開発をスピードアップする戦略的パートナー。
臨床試験モニタリングのコンサルティング受託で成長。
2005年に藤沢薬品で医薬品開発経験を有するメンバー9名が、「大阪発、理想の医薬品開発受託事業を目的」として、会社設立。経営理念の「医薬品開発のあらゆる場面で常にプロフェッショナルとしての質を提供し、ステークホルダーである製薬会社、医療機関、患者ならびに株主、従業員の幸せを追及する」ことを実践するため①臨床試験の難易度が高く開発ニーズの強いガンや中枢神経領域に集中②臨床試験の主要業務であるモニタリング、品質管理、コンサルティングに特化③治験の第2相(初の患者対象試験)第3相(検証)で、新薬の有効性、安全性、用法・用量を検討し決定する段階に特化④国内大手製薬会社の優先ベンダーとなり、臨床試験マネジメント経験・ノウハウを蓄積し、新規受託につなげている。このような得意分野に特化する事業戦略が特徴で、ノウハウ提供型CROを目指している。300名の臨床開発モニター体制を構築する一方、国際共同治験受託を強化するため、アジア、欧米で同業を買収しネットワークを拡大。グローバル開発ニーズは高まっており、治験を各国法規制や計画通り正確に進める医療経済性と信頼性の高い国際的CROへの成長を期待している。
※CRO:Contract Research Organization(開発業務受託機関) 医薬品開発業務のアウトソーシング受託を表す
【シニアアナリスト 歌代 洋子】