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左:直販部 大野 右:鍜治様

弊社の開催する勉強会にて、話したくてうずうずしているオーラを常に出しており、懇親会ではご自身の経験談を踏まえ長期投資の良さを他の参加者の方々にしゃべっている、今回はそんなファンド仲間の鍜治さんを紹介する。

本当に私と同世代の一般生活者?

今回のインタビューでお会いするやいなや1枚の紙を渡される。タイトルは「2017年ハッピーライフ」。旅行・お祭り・グルメ・ライヴなどのカテゴリーごとに毎月イベントが目白押し。そして年に一度は海外旅行。鍜治さんの2017年のイベント計画書だ。1960年生まれの私と同世代とは思えない人生の謳歌ぶりに驚かされる。内容を見るとライヴというカテゴリーには、見覚えのある復活したディスコの名前がある。間違いなく同世代。話を聞いていると普通のサラリーマン。では、何故こんなに人生を謳歌できるのか?

良いものを自分の目で見極める姿勢と探究心

ご自宅を建てられる時の話。いろいろな住宅展示場に行き、モデルハウスをご自身の目で見て、仕様とコストとのバランスで決断。その際、ハウスメーカーの規模や知名度は関係なし。「大手ハウスメーカーは、希望価格に無理やり合わせるだけで間取りも部材も全く違う。一方、輸入住宅フェアで紹介してもらった業者のモデルハウスは、オプションなしで希望価格にて建築できる。2世帯住宅やったけど、妻も両親も反対することなくこの業者と契約できたんや。ちなみにこの業者と契約する人は自由業の方が中心。後で知ったことやけど、騎手の武豊氏もこの業者で家を建てたそうなんや。」いつかは2世帯住宅を建てたいと思い、日ごろから住宅公園巡りをして研究していた鍜治さんだからこそ、納得いく商品を見つけることができたのだと思う。

長期投資との出会い

子供の頃からお年玉は使わずコツコツ貯めるタイプ。会社入社時は、財形奨励金(当時4%)がある財形貯蓄と積立共済(当時利率が7%)という元本保証商品を積極的に利用して資産を増やしていった。これも高度経済成長時代だからできたこと。お金を貯めることには興味があった鍜治さん。会社のリストラ話が持ち上がったのがきっかけで、FPの勉強も熱心にされた。そんなFP関連の勉強会で2000年に出会ったのが弊社会長の澤上篤人。長期投資という考え方との初めての出会いだ。ここから持ち前の探究心が湧いてくる。「連絡先の電話番号がわからないので、質問状を送ると、会長直筆の手紙が帰ってきた。勉強会や懇親会の場で、聞きたいことをさらにぶつけたら直球で答えが返ってくる。納得いくまで話ができた。他の証券会社の窓口ではそこまで答えてくれるわけではないので衝撃やった。まさしくこれこそが直販の魅力。」と語る鍜治さん。

キラキラする眼差しで将来の目標を語る鍜治さん

この探究心の成果が活きるのが2001年9月11日アメリカ同時多発テロによる株価の暴落。会長から長期投資を学んだ鍜治さん。企業の価値は下がっていないのに株価が暴落していくのを目の当たりにし、まさしく株のバーゲンセールと思い、積立共済を解約してさわかみファンドを継続的に買い入れていった。「さわかみさんの言っていることは本当やと思い、さわかみファンドを継続的に購入していった。そして相場が戻り、さわかみファンドの基準価額が2003年の途中から上昇していくのを見ていて、なるほどこういうことなんやと思った。」と語る鍜治さん。この経験から、サブプライム・リーマンショックの株価暴落時は躊躇することなくさわかみファンドを購入した。
「行動してみるとさわかみさんの言ってたことがよくわかるし、自分の資産が増えたり減ったりするものの、長い目でみればどんな感じで増えていくかがわかってきたような気がするわ。また、年金がいつからどれぐらいもらえるかわかっているので、将来の不安は特になく、いろいろ計画してやっていきたい」。
生活に必要な商品やサービスを提供している企業の株を、割安の時に、応援投資家として少しずつ買い、割安が解消すれば「にわか応援団」に任せて少しずつ売っていく。それによりリターンが生まれ、その結果としてファンド仲間からお預かりしている資産を増やす。我々がやっていることはこのような至極当たり前のことである。短期的な視野で見るとどうしても株価の上がり下がりが気になってしまうが、長期的な視野でみると、鍜治さんがおっしゃるように持っている資産が上がり下がりしながらも上昇していくことを感じていただけると思う。
勉強会でもこのような話をするが、過去の経験がない方にとってはイメージがしにくいのが実情。鍜治さんみたいなファンド仲間が増えていけば考え方がもっと伝わりやすくなる。そのためには、社員一丸となりさわかみファンドの運用実績を上げていく必要がある。そして投資経験がない方にも、長期投資の良さを知っていただけるよう勉強会講師として頑張っていかねばと改めて思う。

将来に向けて

「やりたいことはリストアップしてすべてやりたい。世界一周船旅したいよね。それと自分の資産運用についての経験を本にして出版したいと思ってるんや」
キラキラする眼差しで語る鍜治さんをまぶしく見つめながら、このようなファンド仲間がいるのが弊社の強みの1つであること、そしてこのようなファンド仲間の方々と協力して長期投資をより一層広めていきたいと思った。

【直販部 大野】


鍜治 睦浩
長期投資歴18年。
人生のセンスアップと題してブログをアップされています。
https://ameblo.jp/d-krall/

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