経営理念「人と地球の健康」を目指し、世界の研究機関と共有価値創造を進める。
先進的な科学技術で新領域アドバンストヘルスケアを開拓。
世界的研究機関と共に社会課題の解決に取り組む同社は、ヘルスケア、インフラ、マテリアル、環境/エネルギーの4分野に対し積極投資を行っている。最先端の計測・質量分析技術と医用画像技術で超早期診断を実現することで、疾患の重篤化を防ぎ早期治療による健康寿命の延伸や医療費抑制に貢献するアドバンストヘルスケアを世界に先駆け実施。X線診断装置では、AI技術で医師の経験では判別しにくい微細な病変の測定領域選定を自動化するAIシステムの実用化準備を進めている。
インフラでは、老朽建築物の非破壊検査、環境/エネルギーでは、大気・水質・土壌汚染やプラントの排水モニターで、世界各地の現場ニーズに合うアプリケーションを開発、ユーザーの裾野を拡大中。
マテリアルでは、自動車・電気電子機器の長寿命化、有害化学物質フリーを実現するスクリーニング検査機器のコンパクト化、24時間対応のアフターサービス体制でユーザービリティを改善し「世界No.1の総合分析機器メーカー」を目指している。拡大する経済圏であるアジアを中心に、欧米計測機器メーカーに伍する成長を続ける同社。新領域での更なる成長を期待している。
【シニアアナリスト 歌代 洋子】