改めて20周年という節目に立ちこの20年間の運用実績を総括すると、TOPIX配当込・日経平均株価をファンドと同じ10,000円からスタートしたとして比較した場合、それぞれ13,723円・11,359円となりアウトパフォームしていることが分かります(図5)。また、複利年率では4.2%(積立実績4.7%)となり、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の01年度から18年度までの収益率3.0%やGIC(シンガポールの政府系投資会社)が7月3日に公表した2019年3月期までの20年間の平均利回りの3.4%と比較しても上回っていることが分かります。短期的には市場と同じような動きをしたとしても、長期における荒波の中で成績を引き離してきたということです。これからも下げたときは買い、その後の果実をじっくり待つというスタイルは貫き通していきたいと思います。