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2月号の「税効果だけではない贈与」をお届けし、ファンド仲間からいくつかお問合せをいただきました。昨年の贈与希望者が平年の倍もいらっしゃったことも踏まえると、その関心の高さが窺えます。お問合せの中には他の方々の後押しになりそうなものもあり、今号では続編をお届けします!

~いただいたお問合せ(一部)~
・さわかみファンドをすべて贈与せず、自分が使いたい分は残せるのか?
・子供や孫に話さないと贈与できないのか?
・実際の手続きはどの程度手間なのか、相続との違いはあるのか?
・そもそも贈与の金額はいくらまで可能なのか?
・贈与によるデメリットはないのか?

自分のために使いたい分は残せるのか?

残せます!暦年課税※1を選択した場合も、贈与を毎年続ける必要はなく、隔年でも一度限りでも贈与したいタイミングでできます。「生前のうちに家族へ投資の大切さを伝えたい」と贈与を選ぶ方もいますが、増えたお金を楽しんで使っている姿を間近で見ることも、家族にとっては間接的に大切さが伝わる方法だと思います。ご自身やご家族にあう方法で実践してみていただければと思います。

子供や孫に話さないと贈与できないのか?

その通りです…だからこそ良いのです!お金のことを話すのは気が引ける、手続きの煩わしさを倦厭される、色々な悩みがあると思います。しかし本人が知らない中で、何かしら手続きが進んでいたり、遺言書で記されていたとしても、ある日突然投資商品を受取る側は、喜びではなく不安を覚える方がほとんどです。投資が拡がらない日本の現状を振り返ると、それも腑に落ちます。受贈者※2も、すぐに理解は難しくとも5~10年後に再度投資について一緒に考えてみると変化があるかもしれません。投資が博打のようなものではないことを、結果が後押ししてくれる場合があるからです。

手続きの手間、相続との違いは?

基本的に次のとおり、当事者同士で手続きが進められる贈与のほうが容易です。
贈与:記入書類2枚、贈与者と受贈者の印鑑登録証明書
相続:記入書類2枚、被相続人の出生から逝去までの戸籍謄本、相続人全員の戸籍謄本と印鑑登録証明書
(贈与・相続ともファンドを受け取る方は、弊社の口座開設が必要です)
新型コロナウイルス等の影響を受けながらも、リーマン・ショック時に比べれば相場が良いため、ご家族に話す際、このようにタイミングを活かせるのも贈与の魅力かもしれません。

紙面の都合で、ここでのご案内は以上です。「ご縁の窓口」ではお電話やご来店で、上記はじめ様々なお問合せを随時承っております。税金等の詳細は税務の専門家へご相談いただく場合もありますが、これを機に他にも聞いてみたいというファンド仲間の方がいらっしゃれば、まずはお気軽に弊社までご連絡いただければと思います。

最後になりますが、本コラム執筆中の2月末時点において新型コロナウイルスの影響で、セミナーや感謝祭等を開催するか否かの判断が日々問われています。当面どうなるかわかりませんが、報道内容に不安になりすぎず、できる限りの予防策を施して元気に乗り切りたいと思います!ファンド仲間の皆

さま、一緒に頑張りましょう!

※1
・暦年課税:年間110万円まで非課税、
超過分には課税(10%~)
・相続時精算課税:限度額2,500万円まで非課税、
超過分には20%の課税
※2
・贈与者:贈与する人
・受贈者:贈与される人

【直販部 中津 圭博】

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