Sawakami Asset Management Inc.

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時流の変化に合わせて事業ポートフォリオを変革
IoT/IoE時代に向けて非光学式センサに注力
 

1935年に日本独自の磁性材料フェライトの工業化を目的として発足。磁気テープや積層部品、磁気ヘッドなどを事業として確立してきました。現在ではスマートフォンなどのICT機器向けリチウムポリマー電池で世界トップクラスであるATL社を傘下に持ちます。今後はドローンや無人搬送機などに向けた高容量タイプ、ウェアラブル機器やIoTデバイス向けの低容量タイプへの事業拡大を着々と進めています。また、同社はIoT/IoE市場の拡大を見据え、非光学式センサ事業に注力しています。センサは五感(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚)や体感(運動、平均、重量など)を計測するために使われます。例えば、スマートフォンの画面は本体の動きに応じて縦横で自動回転します。これは加速度センサが内蔵されているためです。今後はあらゆるものがセンシングされるトリリオンセンサ社会が到来すると推測されています。同社は慣性、圧力、磁気、温度、超音波などほぼ全ての非光学式センサを有し、その豊富なラインアップを活かした複合センサやソフトウェアを組み合わせた高度なセンサソリューションを提供する企業としても期待しています。【シニアアナリスト 坂本 琢磨】

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