暮らしのワンストップチャネルとして変化するプラットフォーム
グローバル戦略では北米でモビリティ・ドミナントの構築を目指す
中核事業のコンビニは1927年米テキサス州の氷小売店で卵、牛乳やパンの販売から始まりました。71年に実質24時間営業、74年に日本1号店を出店以来、日本の食に寄り添う「変わらぬ基本と変化への対応」を続けFC本部、加盟店とベンダーが一体となって生活に変革を起こしました。46年経ち、様々な生活要求に対応するプラットフォームとして欠かせない存在となる一方で、24時間営業の見直し、環境と人に優しい店舗など生活インフラとしての進化を続けています。都市型消費から地域経済支援のため地産地消や地方創生包括協定に商品開発のすそ野は拡がりました。国内はネットコンビニで買い物の移動制限の課題に取り組み、グローバルでは中国で進めてきた地道な商圏の構築をアジア運営に活用、北米テキサス州でSUNOCOの良質ガソリンスタンド併設店を買収し、モビリティ・ドミナント戦略を実行しています。北米でも日本式経営とクリンネスな店舗で、いつでもどこでも食事、EC、バンキング、モビリティの手軽さを目指しています。独立資本の小売業ならではの生活者に寄り添う改革を進め、唯一無二のビジネスモデルの実現を期待します。
【シニアアナリスト 歌代 洋子】