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【左近充 崇人 コンプライアンス室長へのインタビュー】

様々な経歴を持った仲間が各々の個性を活かし生き生きと働いているのがさわかみ投信の大きな特徴の一つ。そんな仲間の中でひと際、おもしろい経歴を持っているのがコンプライアンス室長の左近充崇人。なんとこの人、若い頃オリコンチャートでランクインしたことがあるんですって!

 

音楽との出会い

水上  左近充さんと言えば、社内では周知の事実ですが、過去にご自身で作詞作曲した曲がオリコンチャートにランクインしたこともあるんですよね?

左近充 そうなんです。

水上  その経歴からすると、なぜ今我が社にいるのか、かなりツッコミを入れたくなりますが、そこは我慢して質問します(笑)どのような経緯でオリコンチャートにランクインするに至ったのですか?

左近充 完全に尾崎豊さんの影響で中学生の頃から「シンガーソングライターになる!!」という夢を持っていました。

水上  我々世代は、尾崎に影響を受ける人が学年に結構いたよね(笑)

左近充 そうそう。盗んだバイクで走り出そうとは思わかなかったけど、尾崎の音楽に魅了されていたなぁ。

水上  尾崎は僕らの青春ドンピシャのタイミングでは既に亡くなっていたけど、何か影響すごかったよね。未だに同級生とカラオケ行くと『15の夜』熱唱するし。

左近充 やっぱ同い年だと分かり合えるね(笑)

※余談ですが、左近充と水上は共に昭和55年生まれ。いわゆる松坂世代です。

 

オリコンチャート2位! そして挫折…

水上  尾崎に憧れて音楽を志す人が山ほどいる中で、オリコンでチャートインするなんて一握りの人にしかできないと思うんだけど?

左近充 専門学校卒業後、本格的に音楽家の道を目指し、運が良いことに22歳の時、とある広告代理店のクリエイティブディレクターの方の目に留まり、自分の作った曲のCD化およびCMタイアップが決まったんです。

水上  それはすごい!!

左近充 この頃には既に自分は音痴であると自覚していて、作詞と作曲のみのソングライターを志していたので、別の人に歌ってもらうこと、そしてそれが世に出ることがとても嬉しくて、普段の景色が楽園のように輝いて見えたのを今でもはっきり覚えています。

水上  それは誰にでもできる経験ではないですね。

左近充 それからもCMソングやCDを出してオリコン2位にもなり、いよいよ先生と呼ばれ、印税生活か!?と思いきや、そうは問屋が卸しません。鳴かず飛ばずの日々が続きます。その頃は音楽をやりながらデザイン会社で働き生計を立てていましたが、徹夜勤務も日常化していたので、3年勤めたのを機に音楽一本で行こうと会社を辞めたところ、収入がなくなりました。何だかしくじり先生みたいですね(笑)印税や制作費では生活を賄えず、そろそろアルバイトでもしなければと考えていた時に派遣社員として入社したのが当社でした。

 

なぜ、さわかみ投信へ?

水上  音楽と投資信託はかなり離れた存在だと思いますが、なぜ当社に?

左近充 少しでも時給が良いところをと派遣会社に登録した後、紹介される派遣先がどれもピンと来ない中、なぜかさわかみ投信という会社が気になりました。実はその時、当社の存在も投資信託も知らなかったのでなぜ気になったか今でも不思議です(笑) でも良い世の中を作っていこうというところにとても惹かれました。私は自分の曲で人を元気づけたい、幸せになって欲しいと思いながら作っていました。幸せな人が増えればそれは良い世の中です。金融と音楽、プロセスは違うけれどゴールは同じだと思うと、スッと入っていけました。音楽は一休み、挑戦する思いを書いて入社して、気づけば10年以上経っちゃいましたね。

 

さわかみ投信で働いていて感じること

水上  どんなことを感じながら、畑違いの当社で働いてきたの?

左近充 営業しない。販売手数料で稼がない。金融系親会社の束縛を受けない。そして金融以外のバックグラウンドを持つ社員が実に多い。良い意味で金融機関らしさが無いということは常々感じていますね。もちろんノルマもない。そのためお客さまの資産形成のお手伝いをさせていただくという点に曇りがありません。そのおかげか、お客さまとの距離感も近いように思います。コロナ禍で中止している対面セミナーや、さわかみファンド20周年感謝祭においても、皆さまと集まって懇親をしている際のB to Cを超えた一体感は社員全員が感じていると思います。

水上  私も本当に同感です。

 

働くということ

水上  左近充崇人にとって働くとは?

左近充 私にとって「働く」とは人のためです。家族のため、ファンド仲間の皆さまのため、その皆さまを思う会社のため、そしてより良い世の中のためです。結果それが自己の成長として返ってくるのだと思っています。情けは人の為ならずではありませんが、その循環が思いやりのある世の中を作り、更に長期投資の輪でより豊かな世の中を作ることができると信じています。若い頃はお金に無頓着で、ずっとその日暮らしで生きてきましたが、この会社と出会い、私は変わることができました。なので、皆さまには、すぐやる、少しずつやる、ずっとやるの「3つのす」を伝えたいといつも思っています。実際プレゼンターでいた3年間、それを伝え続けてきました。コンプライアンス室においては法令遵守やトラブルが起きないようにすることはもちろんですが、会社を守りながらもいかにファンド仲間の皆さまと繋がれるか、長期投資の輪を大きくできるかを日々模索しています。またいつぞやのように、楽園の景色をさわかみ投信で見られるように。

水上  左近充さんが見た楽園の景色、いつか一緒に見たいですね。その日を楽しみにこれからも一緒に前に進んでいきましょう。

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