【平谷早希子(直販部)へのインタビュー】
シングルマザーとして、子育てをしつつ直販部で献身的に働く平谷早希子。彼女は、さわかみ投信で働き、さわかみファンドを通じた長期投資を実践することで、人生に大きな変化が起きた一人。今回は当社が掲げる長期投資によって彼女にもたらされた変化に迫ります。
周囲を助ける献身性と人一倍の責任感
水上 平谷さんは、ファンド仲間の皆さまの口座管理業務についてリーダー的な立場にあり、とても献身的に働いてくださっていてとても感謝しています。本当にありがとう。
平谷 さわかみ投信という場だからこそ献身的に働けるのだと思います。短大を卒業後、新卒で入社したのは信販会社でした。そこでの仕事は、お客さまのためではなく、取引先である加盟店と営業担当の成績のためにあるといっても過言ではありませんでした。当時は営業担当に言われるがまま指示に従い、お客さまのことを考える余裕がなかったですね。365日朝9時から夜9時までの営業のため、多い時は一人で電話を100件以上対応することもあり、ただ単に目の前の仕事をこなすだけの日々でした。当社で働いていて感じることは、社員の一人ひとりが形式にとらわれることなく、ファンド仲間のことを考え、真剣に向き合って働いているということです。対顧客業でもこんなにも違うものかと実感しており、ファンド仲間のために少しでも役に立ちたいという想いが私自身の今の献身性に繋がっているのかもしれません。
水上 責任感も人一倍強いよね?
平谷 両親が影響していると思います。金融機関で働いていた父は、家族の生活を守るため平日は朝早くから夜遅くまで働き、休日は必ず家族と一緒に過ごしていました。そんな父は私が小学校6年生の時に突然亡くなりました。母は、父の死がきっかけとなって、子どもたちに決して不憫な思いをさせたくないと強く考えていたようで、目の前の生活や家族を守るため一生懸命働いていました。そんな姿を見ていた私は、今あることが当たり前とは思わないように育ち、一つひとつのことを疎かにしない人間になったのだと思います。一つでも手を抜いたら今の生活が成り立たない。そう思って、目の前の仕事に向き合っています。
なぜ当社へ
水上 当社のことはどのように知ったのですか。
平谷 仕事を探していた時に派遣会社に紹介されて知りました。株や投資について無知で全く興味もなく、自分には関係ない世界だと思っていたので、働くまで当社のことは全然知りませんでした。
水上 全く興味がなかったのに、なぜ当社の正社員になろうと思ったの?
平谷 さわかみで働き始めて、自分に関係のない世界と思っていた投資が「お金儲けでない投資がある。自分にもできる投資がある」と身近なものに感じられたとき、自分と同じように投資に触れてきていない人、同じ境遇の人に「こんな投資もあるよ」と知るきっかけづくりをしたい、長期投資を知ってほしいと思うようになりました。また、当社は挑戦したいと思うことがあれば挑戦できる会社です。派遣として働き始めてから3年経過後、契約社員になることができたのですが、後から入社してきた新入社員の若い人たちがいろんなことに挑戦し、みるみる成長していく姿を目の前で見て焦りを感じ「このままだと抜かれる。負けたくない」と思いました。契約社員では制限されることも多かったので、もっと自分自身を成長させたいと思い、正社員に挑戦し今に至っています。
さわかみで働いていて感じること
水上 当社で働いていて、どのようなことを感じていますか。
平谷 社員想いの人が多く働いていると感じています。当社へ入社して半年経過すると一人でセミナーへ登壇します。私も登壇しましたが、ありがたいことにたくさんの社員から応援メールや「頑張って!」と直接声援をいもらいました。初めてのセミナーだからかと思ったのですが、2回目のセミナーでも運用報告会の事務局を担当した時も、ことあるごとに応援の声をもらいました。他人事と思わず、自分事として考えてくれていることに正直驚き、仲間意識を強く感じました。本当に、誰でもいろんなことに挑戦・チャレンジできる会社だと思います。これまでの社会人経験では、自分が軸となって何かをするという経験や、乗り越えたというものがなかったのですが、当社で働いてからは経験がないことにチャレンジし、やりがい・達成感というものを味わうことができました。私は昔から自分に自信を持てないことが弱みですが、挑戦・チャレンジすることで、少しずつ弱みを克服するきっかけにもなっています。
シングルマザーとして
水上 自分と同じ境遇の人に「こんな投資もあるよ」と知るきっかけづくりをしたいとおっしゃっていたけれど、同じ境遇というのは、ご自身がシングルマザーであることを指しているのかな?
平谷 そうです。今年10歳になる娘が一人いるのですが、今の境遇に至った原因は、お金でした。お金の問題で気持ちに余裕がなくなり、自分自身がボロボロになり、周りの皆を不幸にしてしまうとても辛く悲しい経験を私はしました。その辛い経験があるからこそ、両親が私にしてくれたように、自分そして大切な人の今とこれからの生活を守る。そして二度と辛い思いを繰り返さない、経験させないようにと私は日々働いています。これまでは今の生活も含めて将来に大きな不安がありましたが、当社へ入社してからは自分も一生懸命働くし、さわかみファンドを通じてお金にも一生懸命働いてもらっているおかげで、今は心に余裕を持ち楽しく生活しています。世の中には、私と同じように辛い経験をされている方が沢山いらっしゃると思います。そのような方々に心の余裕を取り戻していただくための処方箋の一つとして、さわかみファンドを通じた長期投資があるということを一人でも多くの方に伝えていきたいと思っています。
水上 平谷さんの想いが一人でも多くの人に届くよう、また今日から一緒に前に進んでいこう。本日はどうもありがとうございました。