【廣瀬 陽太(直販部)へのインタビュー】
2021年最後の社員インタビューは、わたくし水上とともに当社の採用担当として働く、直販部の廣瀬陽太へのインタビュー。2004年入社の古参社員でもある廣瀬に、人材採用にかける想いを聞きました。
採用担当への道
水上 いや~早いもので、我々が採用を担当してからもう2年目ですね。
廣瀬 そうですね、いろいろと試行錯誤してみて、最近ようやくうちに合ったやり方が見えてきた気がします。
水上 お、頼もしいですね。今日はそんな廣瀬さんと、当社の採用について語り合いたいと思います。確か、廣瀬さんは自分で採用担当を志願されたんですよね?
廣瀬 はい。管理部長を交代することになったとき、龍さん(社長)に次は何がやりたいか聞かれたんですよ。それで何日か考えて、もともと問題意識を持っていた採用をやらせてほしいと言いました。
水上 そもそも社長がそんなこと聞く会社って、なかなかないですよね。
廣瀬 そうですね(笑)僕は人から指示された通りにやるより、責任はとるから自由にやりたいタイプなので、当社のそういうところは自分に合っているなと思います。
水上 上司としては、ちょっとめんどくさいですけどね(笑) で、なぜ採用をやりたいと?
廣瀬 会社がここから更に成長するために、一番足りないのは人材だと思うんですよ。
水上 なるほど。いつ頃から問題意識を持たれていたのですか?
廣瀬 3 年ほど前、自分が部長になったときです。自分を卑下するわけじゃないですが、僕レベルの人間が部長になれるようでは、世界一にはなれないぞと。
水上 あぁ、それは確かに。
廣瀬 そこは否定してくださいよ(笑)
水上 でも実際、世界一になるために必要な人材って、どんな人なんでしょうね。
廣瀬 やっぱ、アホになれる人じゃないですか?
水上 そこ!?
廣瀬 この言葉にはいろんな意味が込められていると思うんですよ。単なるお調子者とか、ノリの良いヤツっていう意味じゃなくて。つまらないことにこだわってカッコつけたり斜に構えたりせず、どれだけ本気になって、真正面から仕事にぶつかっていけるかというような。
水上 いわばストロングスタイル※ですね。(※プロレス用語です。ご存じない方、すみません)
廣瀬 そう!それですよ!やっぱり理想の人材はアントニオ猪木なんです!
水上 まったく同感ですが、とはいえ向こう見ずの鉄砲玉みたいな人が来ても困りませんか。
廣瀬 もちろんです。僕らが求めているのはアホに「なれる人」であって、「アホな人」ではありませんので。
水上 地頭の良さとか、論理的な思考力は大事ですよね。
廣瀬 あとは、船をこがずに指図するだけの人は違いますね。かといって言われた通りに船をこぐだけの人でもなく、進むべき針路を考え、かつ自分も汗をかいて船をこぐ人でしょうか。
水上 そうですね。ましてや船に乗せてもらうだけの人は、絶対に違いますよね。
ホントに学歴・経験・年齢不問なのか!?
水上 ここまでスキルとか職務経験の話がまったく出てきてませんけど、大丈夫ですか?
廣瀬 はい。学歴不問、経験不問、年齢不問が昔から当社の採用方針ですから。(最近これに「LGBT フレンドリー」を加えました)もちろん、仕事をする上で様々なスキルや知識は必須ですし、これまでの経験も是非活かしてほしいです。ただ、一番大切なのはそこではなくて、当社の理念への深い共感と、それを自分の手で世に広めたいという情熱だと思うんですよ。
水上 スピリットですね。廣瀬さんも、そういう熱い想いを持って入社されたんですか?
廣瀬 いえ、ここしか採ってくれるとこがなかったんです。
水上 ちょっとちょっと!いま情熱がなきゃダメだって言ったばかりじゃないですか!
廣瀬 あ…。でも実際、僕は当初この会社を知らなくて、投信協会の HP で運用会社の採用情報を片っ端から調べたんですよ。そしたら、唯一さわかみ投信という会社だけが「経験不問、年齢不問」となっていて、そういう意味でここしかなかったんです。
水上 まさに拾ってもらった感じなんですね。
廣瀬 ええ。でも、運用会社ならどこでもよかったわけじゃないですよ。この会社は他の運用会社とは違うな、と思ったのも事実です。それまで日本になかった、本当に顧客本位な投資信託をつくろうとしている会社だと感じたからこそ、ここで働きたいと思ったんです。実際、応募してみると面接の場所が居酒屋だったり、投資の勉強はいいから木下藤吉郎のことを勉強してこいと言われたり、やっぱり面白い会社だなと思いましたね。
水上 …。まぁ、今はもう少しちゃんとした採用をしていますが、そういう部分も無くさないようにしたいですよね(笑)
廣瀬 そうですね。やっぱり単なる優等生では、世の中を変えることはできませんから!
仲間と働くということ
水上 最後に、廣瀬陽太にとって働くとは?
廣瀬 理想のチームをつくることです。僕は中学まで、試験ではいつも学年トップ3に入り生徒会長もやるような優等生で、自分の能力に何の疑いも持っていませんでした。でも高校に入って、自分が井の中の蛙だったと思い知らされました。そこで出会ったのが、3年間文化祭で一緒に「北斗の拳」の劇をやった仲間です。会場は毎年超満員で爆笑の連続。仲間と本気で力を合わせたときの化学反応の凄さと、そのほうが一人でやるより何倍も喜びが大きいことを知りました。その後も、大学の学生寮で理想の寮をつくるため共に頑張った仲間や、歌も楽器もできない僕をステージにあげて好きなようにやらせてくれるバンドの仲間など、いつも素晴らしい仲間に恵まれました。そんな僕にとっての仕事のモチベーションは、長期投資で世の中を面白くしようという志のもとに集まったこの会社の仲間と共に、その志を実現できるチームをつくりあげることです。