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これは、さわかみ投信に飛び込んで7年目、またファンド仲間となって17年目の私がこの度の全国感謝祭のリーフレットに“ ファンド仲間のために挑戦すること” として投稿した内容の冒頭、キャッチコピーです。

投資行動の三要素

投資行動は難しいものゆえに自分には関係ない、関わりたくないという方はいまだ多く存在していると感じます。しかし、じっくりと眺めてみると投資行動は以下の三要素の掛け合わせに集約されると考察します。

投資元本:投資に振り向けられる資産額のこと。もちろん少ないよりは多い方が投資においては有利です。なので、この投資元本が少ない一般生活者は、投資はできないものと思い込んでいませんか? そこに風穴を開けたのが弊社の「つみたて投資」という手法(商品)です。

投資期間:投資に費やせる時間・期間のこと。これは短いより長い方が有利です。投資期間が長いと、相場変動の荒波を乗りこなすことを含めて、自分の中に投資観を養う時間を持つことができます(私もそうでした)。そして投資の三要素の中でも、投資をする期間は誰にも平等に与えられている機会です。よって、長期運用を始めるのと始めないのでは年月を経るほどその差が開いてしまうと私は常々考えています。

投資対象:事業、不動産、希少資産(貴金属等)、そして金融商品など多岐に渡ります。膨大な対象から投資先を選定することは大変な労力を要します。また、投資を始めようとする人の中には「高いリターンを得るためには、それなりのリスクを負担しなければならない。かといって、現在の銀行預金利息程度では、資産形成に繋がらない」という、よくある葛藤状態に陥ってしまいがちです。

この三要素を踏まえた昨今の投資行動のトレンドは「長期・積立・分散」ですが、それに対し私個人は「長期・積立・集中」を標榜しております。

 

「長期・積立そして分散ではなく、集中?」

上で述べた「集中」、これは将来大きなリターンを生み出す企業を、徹底した調査により選定し、そして資金を集中投下することを指しています。私たちはその企業の価値が今後上がるかどうかを調査しておりますが、ここでの価値とは単に株価や財務の数値だけでなく、企業の社会性までもが対象です。真に消費者に必要とされる企業であれば、万が一マーケット全体を揺るがす大暴落に襲われたとしても、その企業に対する需要がなくなることはなく、やがて強い反発力を生み出します。

 

私が今、最も伝えたいことは……

皆さまの資産形成を長期でお手伝いするためには、「企業価値」の高い投資対象に対し、割安となったら買って応援し、高くなったら少し手放し次の買いのタイミングを見計らう、この長期投資のリズムを長く続けること。これこそが皆さまの財産形成を成功に近づけるために創業から変わらず続けている唯一無二の投資手法です。

以前セミナーでお話をしたときの出席者の感想に「もっと高度な話を聞けるのかと思って参加した。残念だった」というものがありました。当時はマーケット主体の話をすればよかったなどと反省しましたが、時間が経過し、ファンドも20 歳を越えた今は異なる思いに至りました。

それは、私たちの投資理念はとてもシンプルですが、それが文字通り実践され続けていることが強みであり、これまでの実績に繋がっているということです。おかげさまで年利約6%(積立投資利率)という高いリターンも達成できておりますが、成長を止める予定はありません。次のセミナーで私は、これらの理念と実績を理論立ててお伝えしていると思います。

皆さまからお預かりした資産が、市場の荒波を乗りこなしながら、着実に成長を続けていく。そしてその背景に、投資先企業が社会課題を解決し、素敵な社会づくりの前進がある。

それらを可能にする「長期投資は、やっぱり頼もしい!」


【コンプライアンス室 正木 準也】
2016 年入社。前職は某大手広告代理店に22 年間勤務。
法人のお手伝いよりも、個人の資産形成のお手伝いを志してさわかみ入社。
トレードマークの丸眼鏡と帽子を装い、故郷でもあり、こよなく愛する伊豆半島から出社する。今年度、小6の次男が通う小学校のPTA 会長を務める。

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