I have a dream-夢こそが未来をつくる
さわかみ投信とは長期投資家である。そんな私たちは一体何に投資をしているのだろう? きっと多くの人が、企業、事業、あるいは企業の成長、そう答えるかもしれない。それらは間違ってはいない。だが、ここで一つ考えてみたい。企業とは何だろう?企業とは何でできているのだろう?
企業の先にはいつもそこに従事する「人」が存在する。そう、企業とは「人」でできている。すなわち企業とは「人」なのだ。
今日、私たちは高度に発達した文明の中で生きている。利便性の高い技術やサービスは、私たちの日常に多くの幸せを届けてくれている。そしてその価値の多くは企業が生み出してくれたことは言うまでもない。
その上でもう一度唱えたい。企業の先にはいつも「人」がいる。そしてその「人」を辿っていくと、その源流には必ず最初に行動を起こした挑戦者にたどり着く。そこに仲間が集まり、チームが生まれ、それが企業となる。
このことは企業活動だけに収まらない。スポーツ、教育、そして芸術でも同じことが言える。新しい時代の源流にはいつもそこに挑戦者が存在し、その人の志や夢に人が集まり、やがて文化となる。
そう、いつだって未来はたった一人の夢から始まるのだ。そしてさわかみ投信はそんな未来づくりに投資している。
夢に挑もう、そして世界を変えよう
2023年12月14日。私たちさわかみ投信は「#かなえたい夢」なるプロジェクトを立ち上げた。世の中から「夢」を集めよう、そしてできうる限り、本気でその夢を応援しようという挑戦だ。
結果、私たちは想像をはるかに超える熱い風を帆に受けることとなる。投稿期限は2024年1月13日。たった1ヶ月間で日本の津々浦々から「かなえたい夢」が集まった。その総計は10,729,452文字から成る10,648通の夢だ。
投稿に活用したプラットフォーム「note」社によれば、今回のような企業協働プロジェクトにおいては、2021年4月以降最大規模となる歴史的プロジェクトになったそうだ。
この“最大”という点以上に大切なことは、この短期間に全国各地からこれだけの夢が集まったという事実だ。久しく元気をなくし自信を失いかけている日本。それでも、未来に向けて夢に挑もうとしている人々がこの国には確かに存在する。このプロジェクトに対する社会の想定以上の反応は、私たちをさらに大きく躍動させた。今回集まった数えきれないほどの沢山の夢。未来に向けて、この中から世界を変えるような挑戦者が誕生するかもしれない。
さぁ、帆は確かに風をとらえた。出航の時がきた。
「ともに未来」が、さわかみ投信。
夢の投稿が終了した今、プロジェクトはここからが本番である。本紙を読まれているファンド仲間の皆さまとともに、これから最終的に応援する夢を選定していくこととなる。そして何を隠そう、そのための投票を本日2月15日から開始するのだ。
この人を応援したい。この取組みはきっと未来をおもしろくできる。こんな夢こそ日本には必要なんだ。この挑戦者の熱き思いに共感した。
そういった様々な思いや期待を、投票を通じて意思表示していただきたい。そしてその先に選ばれし夢を、その先に選ばれし挑戦者を、私たちさわかみ投信とともに応援し、ワクワクするような未来を共創していただきたいのだ。
さぁ、ともに夢に投票を。
【取締役 戦略室長 熊谷 幹樹】