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今回は、4 月6 日に29 名のファンド仲間とご一緒した社会科見学ツアーについてご報告します。グループ会社の㈱自然エネルギー市民ファンドとの共催で、太陽光発電を活用した新しい農業(ソーラーシェアリング事業)と市民出資型の風力発電事業を見学しました。
結論ですが、地域活性化に向けた地域の皆さんの行動力と知恵に感銘し、かつ今後の自然エネルギーの普及の将来像が見えました。

両事業のきっかけは「自然エネルギーで儲けよう」ではありません。前者は、太陽光を植物の成長に必要な部分と太陽光発電を行う部分を上手にシェアして営農と発電事業を両立させたいという思いです。東京ドーム0.7個分の耕作放棄地を再生され、有機JAS 作物を生産しつつ売電が年間5,400 万円とのこと。風力発電事業の端緒は、海辺の街に漂着するごみ問題であり、これを解決するためにごみも回すなら電気も地域で回そうという市民活動です。1.5メガワットの風力発電で周辺1000世帯の1年分の電力をカバーされています。当然ながら創業期は相当厳しかったとのこと。お二人のリーダーから、どのようなご縁で人・物・おカネが集ったかのご説明があり、広く深く遠くの将来予測に大きなヒントをいただきました。

【取締役最高投資責任者 兼 運用調査部長 黒島 光昭】

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