僭越ながら、お知らせにもあるように、この度5月22日に幻冬舎より私が上梓した書籍が発刊される運びとなったことをこの場を借りてご報告させていただきたい。
書名は「君の未来とお金の関係」とした。
時間とは、とても不思議な存在である。なにせ全ての人に“平等”に存在しているのだから。忙しい人にも、そうでない人にも、都会に住んでいる人にも、田舎に住んでいる人にも、常に時間は同じペースで流れていく。そして明日の朝、必ず陽はまたのぼり、全ての人に明日が平等にやってくる。
だが、時間の使い方は人それぞれであり、千差万別だ。お気づきだろうか? 今ここにある現在の人生とは、過去に自分が下した様々な選択の結果として存在しているということを。そしてご存じだろうか? 未来とは私たちがこれから取る選択によってかたちづくられていくということを。今をどう生きるのか? 明日をどう生きるのか? その先にどんな選択をしていくのか?がそれぞれの人生、ひいてはその集合体としての社会の未来を形成していく。過ぎ去った過去は変えることはできない。だが、これから始まる未来とは「意思」と「行動」によって変えられる。これこそが本書の趣旨である。
では、未来とお金はどう関係していくのだろう?
お金を嫌いな人はいないだろう。かく言う私も「お金なんか要らない」と言ったら大嘘になる。なにせ、お金は私たちに様々な機会をもたらしてくれる賜物だ。美味しいご飯を食べること。家族や友人と旅行に行くこと。おしゃれな服を購入すること。趣味のために学校に通うこと。これらの全てにお金が必要である。お金は人生に豊かさをもたらす重要な要素の一つであることは言うまでもない。
だが、悲しいかな、お金は時間とは異なり“平等”には存在しない。事実、世の中にはお金持ちもいれば、そうでない人もいる。皆、お金持ちになりたいと思っているが、実際のところお金は簡単には手に入りそうにもない。
ではどうしたら良いだろう?
中には宝くじで大金が空から降ってくる人もいるかもしれない。だが、それは所詮ラッキーでしかないし、万人には当てはまらない。再現性をもってお金を増やすには、お金の根本を理解する必要がある。そして、そこにはお金の増やし方が確かに存在する。
そして、その真理を突き詰めていくと、結局は「自分がこれからどう生きていきたいのか」という結論にたどり着く。すなわち、お金とは未来にむけた「意思」と「行動」によって増えたりも減ったりもする関係にある。とても単純な結論だが、この結論こそが未来にむけた道標であり、本書が伝えたいことでもある。
本書においては、未来とお金の関係を様々な角度から見つめるとともに日本の未来を論じている。本書が一人でも多くの人の、未来に向けた行動の後押しになれたら幸いだ。この日本の未来が少しでも明るく元気になれるように。小さな一歩でしかないが、この一冊がそんな未来づくりの一助になることができれば何よりの喜びだ。
ファンド仲間の皆さま、是非ともご一読よろしくお願いします。
【取締役 戦略室長 熊谷 幹樹】
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