『年齢、国籍、性別関係なく、共に学び、共に遊び、共に挑戦する未来を描いていこう!』
北海道で生まれ育った私ですが、大学進学を機に上京し、刺激を求めてフランスの大学へ留学・卒業しました。コロナの影響で授業も仕事もオンラインになったことから、世界20カ国以上、日本国内も車中泊で旅をしました。訪れた国に日本の発酵食品である味噌や醤油、塩麹を持っていき、日本の家庭料理をみんなで楽しむパーティーを開催したり、様々なご家庭で居候させていただいたり、ファームステイをしたりなど…道中でたくさんの方々にお世話になりました。
世界中のみんなと日本食を一緒に作って食べる経験を通して、共に楽しみ、国境を超えて繋がった、という確かな手応えがありました。しかし、大学卒業後に東京で社会人になってみると、多くの人は目の前の仕事で手一杯で、喜びや新しい経験、学びを誰かと分かち合う余裕も時間もなくなっていく感じがしました。私は寂しくて怖くなって、新卒で入社したI T 企業を3 ヶ月で辞めてしまいました。
この経験から、私がかつてフランスで送ったキャンパスライフや世界中で経験したパーティーのように、「年齢、国籍、性別の壁を超えて、世界中の様々な経験を持った人々が価値観を共有し、より良い未来に向けて切磋琢磨し合う空間を生み出したい!」と思い、そんな空間作りを日本の地方から始める事を決意しました。
高知県須崎市から。地域活性化
地方出身者として地方と都会の機会格差を感じたので、活動拠点には敢えて地方を選びたかった。日本を車で旅した中で、心から納税したいと思った高知県須崎市で、山の上にそびえ立つ巨大な元神社の空き家を漁師さんと海の上から発見したので、そこに移住し、起業しました。
その空き家を拠点として活動を始め、はや1年ほどになりますが、世界で活躍する若手の起業家やノマド、IT企業を中心とする会社員など様々な人が集まり、より良い未来に向けて地元の住人も含めみんなで考える場に変化してきています。「自然環境をもっと綺麗に」「地方を活性化しよう」「空き家の利活用をしていこう」など、世界中でも興味関心の高い課題の解決に向けて、当事者意識を持って、みんなで一緒に一生懸命考えようと行動しています。その全てがワクワクに溢れています! アイディア探しもディスカッションも多様性がある方が楽しいのです。実際に手を動かしながら、使われていなかった空き家をみんなで大掃除して、断捨離して、少しずつリノベーションをし、小さな新規プロジェクトが少しずつ広がっています。
日本を飛び出し、海外へ
一方で私自身もしっかり旅を続けています。常に冒険を続け、視野は大きく、大志を抱き続けます。例えば、今年の2月にはニューヨークへ行き、須崎市のゆるキャラの『しんじょう君』を発信するイベントを開催しました。そこで仲良くなったニューヨークの起業家が須崎市を盛り上げようとワークショップを開催しにやって来たり、絵を描きに来てくれたり、さらなるワクワクが起きています。
その他にもフランス、台湾、フィリピン、インド、香港など様々な国の人たちがこの空き家に滞在し、様々な形で貢献してくださっています。今後、私たちがどのように進んでいくかは私たち次第であり、みんなで挑戦しながらこのプロジェクトをつくり上げていきたいです。
これからの活動について
正直、今はまだあまり収益化ができていません。それでも、私の目標は高知県須崎市での活動にとどまりません。
「年齢、国籍、性別関係なく、共に学び、共に遊び、共に挑戦する未来を描く!」この想いを胸に、海外へ羽ばたきます。
来年で、高知県須崎市で起業して2 年が経ちますが、今もこれからも、日本人魂を胸に、高知県で培った想いと学びを武器に、多種多様な人々を繋げ、共に手を取り合い、笑顔を振りまき、世界で挑戦を続けます。
水戸 り~な
合同会社Reena 代表/ 高知県須崎市政策アドバイザー
『年齢、国籍、性別関係なく、共に学び、共に遊び、共に挑戦する未来を描いていこう!』そんな想いを胸に海外にも赴き、空き家活用やノマド・起業家を地方へ誘致する。
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