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世界大会への挑戦、これは私にとってかけがえのない5日間になりました。結果を残すことは叶いませんでした。がしかし、夢への道は決して簡単ではないからこそ追う価値があるのだと、負けを知ったことで改めて気づかせてくれました。

 

世界大会参加への思い、目標

私が今回参加させていただいた世界大会、Global Link Singapore 2024には1年越しの思いがありました。本大会へ参加する方法の1つは、日本で開催される特定の大会で推薦権を獲得することです。その大会の1つ、高校生国際シンポジウムにて社会科学・社会課題分野で最優秀賞を頂き推薦権を獲得することができました。この最優秀賞、私にとっては人一倍の思い入れがあります。というのも、受験生でありながら研究を続け、地方公共団体等を駆け回って実績を作り、1年間かけて頂いた賞だったからです。

悲願の思いで獲得した推薦権。新たな道への一歩となるはずでしたが、また更なる壁が立ち塞がりました。それは参加費用です。応募期限ぎりぎりまで悩みましたが、やむなく参加を諦めようとしていました。そんな中で声をかけていただいたのが、さわかみ投信さんでした。参加費用を支援していただけることとなり、私の夢への道が再び大きく切り開かれました。

この大会へ参加するにあたり、私は2つの目標を立てました。1つは賞を勝ち取ること。もう1つは、視野を広げることです。初の海外で、初の英語発表。英会話スクールに通っていたわけでもなく、いわゆる高校英語での挑戦。しかし、事前に準備できることで負けたくないと考え、限られた期間でできる最大限の準備はしました。この過程で私は、支えてくださる方のありがたみを、そして、思いを背負っていることも感じました。背中を押してくれるその思いに、とても救われました。

 

世界大会参加を振り返って
それでも、悔しくも1つ目の目標を達成することができませんでした。敗因は、英語力。その中でも聞くこと・表現することだと自己分析します。想定とは異なり、話すことよりも聞くことの方が難しいのだと気づきました。実際、今回の一番の反省点は質疑応答にあり、意図されたことに返答しきれませんでした。その次に表現力です。聞き入ってしまう英語発表に共通するポイントは、独自の表現方法で自分のペースに巻き込めているかどうかだと感じました。早い段階で自分の英語力の欠点を見つけ、具体的な学習目標を立てられたことが新たな学びです。

研究内容に関しては、最終審査員のとある方が直々にお話をしに来てくださり、「英語力を含め改善点はあるものの、最終審査に残った研究に負けない立派な研究だから自信を持ってほしい」と言っていただけました。ただ、褒めていただいたとはいえ…英語が理由で負けたのならそれは私の準備不足。せっかくの機会を頂いたのに賞を持って帰れなかった悔しさを糧に、精進します。

 

ですが、私は賞以上に大切なものを得られたと思っています。それは、人との繋がりです。横だけではなく縦の繋がり、世代と世界を跨いだ繋がりができました。世代が変われば行動範囲が変わり、世界が変われば視点が変わります。2つ目の目標、視野を広げることは達成できたと思います。今でも連絡を取り合うほど強固なこの繋がりを大切にします。

世界大会への参加を通じて、世界の厳しさを痛感しました。しかし、超えるべき点が明らかになったことで夢の解像度が高くなりました。それに、私が夢を追うことで夢や勇気を与えられることも身をもって感じました。課題と学び、そして繋がりを新たに得た今、日本を見つめていたこの視野をこれからは世界に広げ、夢を追い続けます。

 


 

■さわかみ社員によるレポート                      戦略室:大田

7/26~28の3日間にわたり、シンガポールのナンヤン工科大学にて開催された『Global Link Singapore 2024』にオブザーバーとして参加してきました。 Global Link Singaporeはアジア地域の中高生を主体に、自身の研究成果を英語でプレゼンする国際コンテストです。アジア各国から優秀な学生が集まり競い合うのですが、その中でも研究内容が群を抜いてハイレベルだったのが、衣川さんです。 これまでnote記事や面談を通じて衣川さんの実績こそ知ってはいたものの、その実力のほどをよく理解していなかったことを痛感しました。 今大会で実際に研究のクオリティ・プレゼンの巧みさ・高みを目指す姿勢など、彼のポテンシャルを目の当たりにして、未来の企業を応援する投資家さながら「ぜひとも応援したい!もっと世界に羽ばたいてほしい!」と強く思わずにはいられませんでした。世界へ想いを馳せる彼の夢がどこまで育っていくのか? この先もファンド仲間の皆さまと共に、見届けたいと思います。

 

 

きぬがわ りょうた

衣川 凌太


高校での探究活動をきっかけに、「尖った」データサイエンティストになるという夢を描く。気になったらまずはやってみるをモットーに、独学でデータサイエンスとプログラミングを習得、自ら大学教授や行政、企業と手を取り合う。

 


 

 

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