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突然だが、あなたには夢があるだろうか?

いきなりロマンチスト? と思われるかもしれないが、少し立ち止まって考えてほしい。あなたには夢があるだろうか?

忙しい日々の中で、夢を抱く余裕がないと感じているかもしれない。目の前の仕事や生活に追われ、「夢なんて壮大で遠い存在」と思うこともあるだろう。しかし、夢を持つことに年齢や状況は関係ない。夢は、誰もが抱けるものであり、それを現実にするための一歩を踏み出すのは、いつも「今」だ。

少し考えてみてほしい。今、あなたが手にしているスマートフォンやパソコン、日々使っている便利な技術は、すべて誰か一人の夢から生まれた。かつて夢を抱いた人が、その夢を実現することで、文明は進化し、今の私たちが享受している。これは誇張ではない。確かな事実だ。すべての企業やサービスも、創業者の夢から始まっている。未来とは、誰かの夢によってつくられている。

昨年、さわかみ投信は「#かなえたい夢」プロジェクトを始動した。夢あふれる社会をつくろうという願いから生まれたこのプロジェクトは、多くの人々が抱く夢を集め、さわかみ投信ができる範囲でそれを応援する試みだった。初めての挑戦。結果は完全に未知数。だが、最終的には10,648通もの夢が寄せられた。この数は、私たちの予想を大きく上回り、協働したnote社にとっても2021年4⽉以降最多応募のプロジェクトにまで発展した。この夢の数は、未来をつくるエネルギーが確かに存在していることを示す証となった。

▲「さわかみファンド」運用報告会2024にて、夢応援者3名中2名が登壇した様子。
◎衣川 凌太(左)高校での探究活動をきっかけに、「尖った」データサイエンティストになるという夢を描く。独学でデータサイエンスとプログラミングを習得、自ら大学教授や行政、企業と手を取り合う。
◎水戸 り~な(右)『年齢、国籍、性別関係なく、共に学び、共に遊び、共に挑戦する未来を描いていこう!』そんな想いを胸に海外にも赴き、空き家活用やノマド・起業家を地方へ誘致する。

今の日本を見れば、少子高齢化や財政問題など、ネガティブな話題が多い。しかし、このプロジェクトに集まった10,648通の夢は、まさに日本の希望の象徴だ。これほど多くの人が、未来に向けて何かを成し遂げたいと願っている事実は、日本の原動力とも言える。夢を抱くことこそが、社会を前へ進める推進力となる。

その中でも印象的だったのは、「このプロジェクトをきっかけに、夢を言葉にしてみた」という声が多かったことだ。夢は、ただ頭の中にあるだけでは実現しない。夢を具体化し、言葉にすることで、初めてそれが実現に向けた一歩を踏み出すことができる。夢を書き記し、誰かに伝えること。それが夢を叶えるための重要なステップだ。

さわかみ投信は、企業に投資し、皆さまの財産形成を支援する投資会社だ。しかし、その本質は未来をつくることにある。私たちは、投資を通じて企業の未来を支え、ファンド仲間一人ひとりの未来も支えている。さわかみ投信の使命とは、未来を創造することそのものだ。

ここに正式に発表したい。さわかみ投信は、2024年12月20日、第2回「#かなえたい夢」プロジェクトを始動し、夢の募集を開始する。皆さまにもぜひ参加してほしい。夢を心にしまい込まず、今こそ夢を言葉にし、具体的に書き出してほしい。それが、未来への大きな一歩となる。

いつだって、未来はたった一人の夢から始まる。夢は、誰でも、いつだって持つことができる。そして、意思と行動が伴えば、夢は必ず叶う。私たちと共に、夢を言葉にし、その夢に向けて歩み出そう。

夢あふれる社会を、夢あふれる日本をつくる。
それが、さわかみ投信の「夢」である。

 

【取締役副社長 熊谷 幹樹】

 

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