11月に大人の社会科見学で、秋田県大潟村の太陽光発電所と男鹿半島の風力発電所を訪れました。
さわかみグループの(株)⾃然エネルギー市⺠ファンドとの共催で、南は高知から北は青森まで、秋田に集結されたファンド仲間の皆さまとの知的好奇心の旅でした。
実際に見学し道中でお喋りすることで、「広く、深く、遠く」の当方の思考を感じていただけたと思います。印象に残ったのは、2か所の発電所の皆さんの自助自立の精神でした。
大潟村は大規模な干拓地で海抜マイナス3.5m のため、村の消費電力の30% が水の汲み出しポンプの電力に使用されます。「存在するだけでエネルギー消費する村だから、自分たちで発電事業を構成し自然、地域、農業を共生させる」という意識の高さ。また風力発電は最大で1,400戸分の電力を賄える巨大さですが、市民との合意形成に15 年をかける持続性のある情熱。秋田で触れた自助自立の精神と行動力は、次世代のカッコいい大人の生き方と消費行動の大きなヒントになりました。
これからも全国を見学し、その土地の文化にあった投資と消費の地域循環を観察していきます。ご興味ある方は(株)⾃然エネルギー市⺠ファンドのホームページ(https://greenfund.jp/)も覗いてくださいね。
【取締役最高投資責任者 兼 運用調査部長 黒島 光昭】