セミナーQA集 『自立して堂々と生きていこう』

よくいただくご質問です。そして、その後には「日本株だけに投資していて大丈夫なのか？」と続くのではないでしょうか？

ご質問を３つに分けて回答いたします・・・長くなります。まずは「日本株だけ～」について。さわかみファンドでは海外株も組入れ始めましたが、やはり日本株中心であることは間違いありません。今後もその方向です。ただし世界の株式や金利動向から、投資先を海外や金利もの（債券など）他に変えることがあります。長い時間軸の中で勝負する網を張り変えながら、じっくりと成績を積み上げていくアセットアロケーション戦略です。日本株中心と申し上げたのは、私達自身が日本人として身近な企業を応援したいからです。なお日本株といっても、国籍は日本でも戦っている市場は既にグローバルです。さわかみファンドの全組入企業の海外売上は50％を超えています。つまり日本企業が自らリスクをとって海外で稼いでくれるのです。さわかみファンドは間接的にグローバルベースの成長を取り込んでいると言えます。

次に日本経済について。経済そのものは仰るとおりで楽観視できません。しかし、そういった課題に直面している日本だからこそ解決策を講じるタイミングも諸外国に比べ早まるとも考えられます。例えば今後の超高齢社会においては再生医療やロボットとの協働などは不可避であり、その分野で努力する企業も多数存在します。「必要は発明の母」ではないですが、実証された技術などはいずれの高齢化問題に悩む他の国に技術輸出できるかもしれません。最後に、日本経済の先行き不安と仰いますが、ではどうしますか？　不安と言って何もしなければ、それこそ不安は募る一方でしょう。何かできることはないか考え、動くことが大切です。私たちは、さわかみファンドを用いて経済的な不安の解消をしていただければと考えています。利用者が増えるほどにさわかみファンドの影響は強まります。多くの方が将来に向けたお金を使う（投資する）、それが回りまわって経済を活性化させる。皆が不安だと言ってお金を使わないと経済活動は鈍ります。お金は天下の回りもの、せっかく回すなら意思をもって良い方向に回してみませんか？　投資を通じて社会に参加し、皆で未来をつくっていきましょう。