セミナーQA集 『自立して堂々と生きていこう』

SEMINAR QA

以前、いよいよ外国株に投資しますという新聞記事があったが、ぜんぜん増えていないように思います・・・どうしてですか?

2019.09.30 —
60代男性
1件のコメント
  • #投資運用

回答者による回答

日経新聞の記事ですね。あの記事は内容が間違っていましたので、改めて、さわかみファンドとして外国株をどのように考えているかお答えします。まず、運用の最上位概念はアセットアロケーションです。アセットアロケーションとは、長い時間軸の中でどの池に網を張るかを変えていく行為です。例えば相対的に日本株が割高の場合、その大半を売却して海外株または金利状況によっては国内外債券で勝負します。ただしそれは、ある意味で避難措置です。日本にお住いの皆様の大切な資産を円ベースで殖やしていくことが弊社のミッションですので、投資先もやはり日本にこだわりたい…日本企業を応援したいのです。現在ポートフォリオに組み入れている百数社の海外収入の合計は全体の7~8割となります。つまり、さわかみファンドは日本に籍を置くグローバル企業に投資をし、企業が自前の判断・リスクで世界で勝負してくれることに上手に乗っているのです。他方で、日本人である私たちの生活を支える外国企業も多数存在します。そういった企業は長期目線で応援したい。先述の避難措置ではなく純粋な長期投資で、現在行われているのがそれです。最後になりますが、ポートフォリオは常に未完成の状態であり、5~10年先を見越してつくっています。仮に長期投資の対象となる海外株があったとして、今は買い時でしょうか?待つのも投資なのです。まとめますと、さわかみファンドは日本株を中心に応援投資(長期投資)をし、生活に必要な海外企業も少数組み入れる。世界的に日本株のみ割高となったら、数年の単位で他の資産に避難する。また日本株が割安となったら戻ってくる。そして投資は進行形であり、変化する未来に対し行っている、となるのです。以上の原則に忠実に、皆様に喜んでいただけるような結果を残してまいりますので、今後もぜひご期待ください。

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