セミナーQA集 『自立して堂々と生きていこう』
SEMINAR QA
何千億円もの資金を動かす気持ちはどんなものですか? 怖くないのですか?
- #投資運用
回答者による回答
怖い…というより重圧感は甚大です。ただし資金を動かすということよりは、多くの仲間の人生(資産や想い)を背負っているという点が、ですね。そういう意味では、中小企業の経営者やスタッフを雇うカフェのオーナー兼店長、そして古いかもしれませんが家族の大黒柱も、運用者が背負うものと遠からずと言えます。多額の資金を動かすことに関しては重圧感や覚悟はもちろん、責任感とロマンを強く抱きます。多くの仲間と心を重ね皆で未来をつくっていこうという責任・ロマンは、時にワクワクし、常に“真剣”な感じです。それは、さわかみ社員そしてファンド仲間の皆さま、同じ想いではないでしょうか?
さわかみファンドの資金を動かす上で最終的な決断をする気持ちは計り知れませんが、少なくとも「全く怖くない」ということはないと思います。しかし同時にファンド仲間からの信頼と期待の集まりであるお金で、皆さま、企業さんと一緒に未来をつくっていくという運用者としての大きな喜びややりがいがあるのではないかと思います。相場の中で大きな資金を動かしているだけでなく、その先に仲間とともに未来をつくることを見据えているさわかみファンドならではのことだと思います。日本にファンドは約6000本もありますが、約20年という長期間にわたりファンド仲間とともに運用を行えるファンドは、そうあるものではありません。当社にある全ての仕事がファンド仲間とのご縁や信頼を紡ぐのであれば、どの仕事も簡単なものはなく、真剣に向かうべき「怖さ」があるのだと改めて思わされます。ファンド仲間のことを思いながら気を引き締めて頑張っていきたいと思います!
怖いと思います。というより怖くないわけがありません。ただ、そう言ってるばかりでは運用できません。ファンド仲間の皆さまの財産づくりのための使命感と、託されたお金で企業を通じて豊かな将来を目指すワクワク感、そして強靭な精神力があってこそできるものだと思います。それはファンドマネージャーが担います。ただし1人では成り立ちません。実際に発注するトレーダーはじめ、企業調査をするアナリスト、皆さまのご注文や相談を受ける直販部、基準価額を算出する管理部ほか、さわかみ投信の社員全員が関わっています。それを支えてくださるファンド仲間の皆さまと未来を創る投資先企業、さわかみファンドはそのみんなで創り上げているものでもあります。
怖くないと言えば嘘になると思います。すべてファンド仲間から預かった資金であり、利益を出さなければならない。毀損してはいけない。という重責は常に纏わりついてきます。それでも私たちは理念の下に信念を持ってファンドを運営しています。これまで培われてきた20年の実績とノウハウがあります。大きな危機も乗り越えてきたので、ちょっとやそっとのことでは吹き飛びません。またファンド仲間からの応援や喜びの声を聞くと感謝の気持ちとともに一歩一歩前進していかなければならないと奮い立たせてくれます。怖いなんて言っている暇はありません。この先も更に長期投資を広めて、1兆、10兆を超えていきたいと思っていますので、応援していただけると幸いです。
責任はありますので、少し怖い気持ちはあるかもしれませんが、それ以上にワクワク感の方が大きいと思います。なぜなら、我々は10年後20年後世の中に必要とされる企業に投資をしています。10年後20年後今とは環境が変わり、そのときの社会課題なども変わってくると思います。我々は、環境の変化に順応していける、そして本業で社会課題を解決する企業に投資をしています。また将来、一般生活者にとってどのようなモノやサービスが必要かということを考え、日々企業を調べています。株価、すなわち金融経済は実体経済よりも、割安になることがあるので、そこでしっかりと応援買いをしています。ですので、恐怖というよりも将来に対して、希望を抱くという想いで投資をしています。