セミナーQA集 『自立して堂々と生きていこう』

直販にこだわる理由は下記の社員のコメントからも見て取れる通りです。ただし、現状の方法だけでは接点が足りないという事実はしっかり受け止め、より多くの方に想いを届けられるよう常に新しい施策を検討をしていきます。まだまだやれることは多数あり、また法令改正がそれを可能にするかもしれません。私たちの最大のこだわりは、経済的自立の過程・結果でカッコよく生きる大人が日本に増えること、そしてお金にもカッコよく働いてもらう文化をつくることです。世界では“自分ファースト”の延長にあるものが跋扈し、それを是とする風潮も高まりましたが、一方で社会は皆で形成しているという事実も誰もが知っているはずです。自分だけで社会は成り立たないと。皆がそれぞれの分野で努力するから私たち一人ひとりは生活できるのであり、また幸せは誰かと分かち合いたいものですよね。私たちさわかみ投信は「豊かな社会（そして未来）を先に考えよう」と堂々と言い続ける姿勢を貫きます。もちろん姿勢だけでなく実績（実行力）も必要…よって運用成績を向上させ、実力と想いと施策をもって100万人の仲間と手をつなぎ、皆で社会をつくっていきたいと心から考えます。

仰るとおり、さわかみファンドを多くの方に伝えるには販売会社を通じた方が良いでしょう。敢えてそれをしないのは、さわかみファンドの理念や運用哲学を理解した方にファンド仲間になっていただきたいと考えているからです。お客さまが素早く増えることは一見良いことに思われますが、入りの速いお客さまは出も速くなる傾向にあります。暴落相場などでバーゲンセールの株式を買うには現金が必要になりますが、そうしたタイミングでファンドから資金が大量に抜けた場合、バーゲンセールの株式を購入できず将来のリターンが小さくなりかねません。そのため販売会社に委託することは、諸刃の剣になる可能性があるのです。

投資信託の平均保有年数は、約3～4年です。なぜなら販売会社は投資信託の販売手数料が売上となりますので、投資信託を多く売るほど販売会社の利益になります。ですから銀行や証券会社で投資信託を販売する方は、流行りの投資信託などをお客さまに販売し手数料を稼ぐ傾向があります。