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さわかみ投信はNISAより、つみたてNISAの方があっているのでしょうか?

2021.09.01 —
30代女性
3件のコメント
  • #ファンド売買
  • #商品性格

回答者による回答

現行の制度では両方とも良いとは言い難いです。2024年施行予定の新NISAも然り、皆さまの目線を“税”に向けすぎてしまうNISAは、私は失敗制度だと考えています。もちろん年齢が適応し、ブレない軸をお持ちの方にとっては有利な制度にもなり得ますが、投資環境が未成熟な日本において、投資への後押しが逆に大きなしっぺ返しを導くような気もします。企業と共に未来をつくり、社会という大きなリターンと財産という身近なリターンの両方を得られたなら、税金くらい払いましょう…と、矛盾するようですが、確定拠出年金(企業型DC)は財産形成において優れた制度で、NISAとは比較になりません。しかし残念ながら、未成熟な日本では、確定拠出年金すらもうまく活用されていません。

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さわかみファンドは長期保有により効果を発揮するので、保有し続けるならばNISA制度を利用するのもいいかもしれません。しかし、その時ご注意いただきたいのが税制優遇の期間です。一般NISAの場合、5年間という年限があります。お客さまの中には、税制優遇を受けるために早いタイミングで利益確定してしまう方もいらっしゃいます。もし当初の目的が長期での財産形成ならば、税制に惑わされるのは本末転倒です。

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正直どちらも合ってないと思います。日本に投資を根付かせようと鳴り物入りで導入された制度ですが、検討段階からお金持ち優遇との批判や税金を取りたい省との綱引きの結果、複雑な割に得なのか損なのかも分からない制度となってしまいました。お電話でもお問い合わせの多い案件ですが、NISAで購入することにより逆に税金を多く支払う必要が出てくる可能性なども知らないお客さまや、有効期限切れの前に売却しなくてはならないと考えられるお客さまが非常に多いのが現状です。税の制度は数年ごとに大きく変更されますので、その税制度に振り回されいつ売却すれば得か損かなどと考えるのではなく、長期に亘ってマイペースで投資されることをお勧めいたします。

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つみたてNISAは運用中のコスト、運用できる資産に一定の制限・条件があるファンドが投資対象となっております。長期間運用する場合、その時々で運用できる資産に制約があると運用者にとって運用手腕を発揮する機会を奪う可能性がありますし、運用者が満足に運用できなければ、結果投資家にとっても満足の得られる果実が得られない可能性があります。NISAもつみたてNISAも期限の長短はあれど、いづれも投資に期限を意識させるものです。さわかみファンドは期限を意識せず、じっくり付き合ってほしいです。むしろ一生つきあってください。その良さを認めていただければ、長期投資を体現したさわかみファンドをお子さま、お孫さまへと引き継いでください。

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NISAは5年という制約があり長期投資には向かないと考えます。つみたてNISAでも20年の期限が長期投資にとって中途半端に思います。確定拠出型年金で十分に対応が可能な気がします。

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期限と年間の買付上限額がついているという点においては、どちらも変わらないと思います。つみたてNISAの非課税期間20年間は魅力的ではありますが、非課税の期限が、売りの判断基準になってしまうことに変わりはありません。さらに、20年経った時点で課税口座に移管する際に基準価額が下がっていた場合、デメリットが生じる可能性があります。例えば、つみたてNISAで合計40万円投資し、20年間運用した後の評価額が20万円になっていたとします。課税口座移管後に評価額が上昇し、資産額が40万円に戻ったため売却をした際には、20万円の利益が出ているとみなされ、その分は課税対象となります。20年後の市場予測などできないので、ギャンブルに近いですよね。恒久的な制度ならまだしも、非課税期間が決まっているのではどちらもさわかみ投信、長期投資には合っていないと考えています。

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