セミナーQA集 『自立して堂々と生きていこう』

本人は不老不死だと思っているのではないでしょうか？ それほど動き回り、新しい構想に“走りながら考える”で着手しています。これは私くらいしか言えないことですが、気持ちの若さは健在…というかむしろ若返っている感じで、他方で肉体は相応に年齢を重ねている状況です。無論、同世代と比較すれば非常に若々しいとは思いますが、若手社員飲み会に無理に参加して途中で眠くなってしまうこともしばしば。周りから見れば「澤上篤人と飲む機会だ！」となりますが、本人はそれが毎日となりますので「ちょっと控えるように」と本人に、そして誘う側の社員にも陰ながら伝えています。いや、澤上篤人が社員を誘う方が圧倒的に多いかも。外部の方とのワイン会はさすがにダメとは言えませんが、まあ困ったものです（苦笑い）。
さて、この10年というもの澤上篤人は“さわかみグループ”の活動に全力を投じています。具体的には『さわかみオペラ芸術振興財団』を中心に『お金をまわそう基金』、最近だとアスリートを支援する会を立ち上げるべく奔走していたりなど。常に新たな道をつくる人で、その後の道路整備に社員がヒーヒー言っているのをよく見ます。「できるか、できないか」ではなく「やるか、やらないか」といった判断軸は、特にさわかみ投信では見習いたいところ。どうしても「できない＝やらない」になりがちですが、「やりたい＝やり方を考え動く」が私にとっても腑に落ちるところです。金融機関としての責務もわかりますが、イノベーションを起こすのはいつも不可能を可能にする人。そういった点で澤上篤人はグループ随一の挑戦者です。

元気です。変わらず青春しています。澤上篤人は75歳になった今でも夢をもち、新しい事業を次々に立ち上げ、常に挑戦を選択し続けているように思います。かっこいい大人ですね。