セミナーQA集 『自立して堂々と生きていこう』

SEMINAR QA

御社の一番の強みは何だと思われますか?
また、あえて言うなら長期投資の弱みはどこにあると思われますか?

2023.05.01 —
40代 男性
3件のコメント
  • #会社全般
  • #商品性格

回答者による回答

一番の強みは、さわかみ投信は外部株主をもたないオーナー企業だということです。経営判断において外部株主の意向を考慮しなければならない場合、時に短期的な利益の追求を強いられてしまうこともあるでしょう。一方、さわかみ投信は創業からの経営哲学を永久に継続できる構造になっています。これは超長期の投資を実践していく中で極めて重要な前提条件であると考えます。コロコロ考えが変わってしまってはお客さまも大変です。そして、時代の変化に対して外部の意向を気にすることなくリスクをとって変化ができるということも大切です。つまりさわかみ投信とは、“ぶれない経営”を未来へ向けて実践しつつ、“革新的であれる会社”なのです。

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課題は、長期投資の途中でファンド仲間がご逝去されたことで長期投資が終わってしまうことです。豊かな未来を築くことに終わりはありません。私たちは長期投資を次世代にもつなぎ、日本の家庭の文化にしたいと考えております。その先に、誰もがお金の不安なく、一人ひとりがより豊かで自分らしい人生を歩むことができる日本があると信じているからです。まだ具体的な解決策はありませんが、ファンド仲間の方の“ファンドに乗せた想い”を引き継がれる方に伝えることができれば、世代を超えた長期投資は実現し、それはまさにさわかみ投信が描く未来の日本です。

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長期投資は時間を味方につけることで価格の変動リスクを低減させることができます。つまり、大きなジャンプを目指さずコツコツじっくりと財産形成をしていく…実はここに長期投資の弱みが隠れています。それはギャンブルのような刺激が少ないということです。冒険感や優越感、大変な労働と引き換えに得られるはずのお金を一瞬で手にできる喜び、たまりません。このおもしろさは長期投資では味わえません。しかしその喜びの輪には“一部”の勝者しかいません。そしてそれは私たちが思い描くおもしろい世の中ではありません。私たちはすべてのファンド仲間の財産づくりのお手伝いをし、日本にしっかりとした投資文化を根付かせていく、そして投資を通してよりよい社会を作っていく、そんな“全体”での勝利を目指しています。そしてそんな想いを社員、ファンド仲間と共有しています。だからこそ、リーマンショックなどの苦しい時期にもみんなで乗り越えてきました。これこそが私たちの強みです。

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「買いだ!」という時に投資するためのお金が必要となりますが、ファンド仲間の皆さまがさわかみ投信の経営方針を理解してくださっていることにより、下がった時にも買いの入金があります。さわかみ投信は「相場が下がった時こそ買いだ!」とファンド仲間の皆さまの想いものせて、応援買いを続けることで、投資先企業との信頼関係も築き上げてきました。リーマンショックなどの荒波も乗り越え、三人四脚で今日まで歩んできた実績こそ、さわかみの強みだと思います。逆に弱みは、長期投資を啓蒙することの難しさだと思います。皆さまはある程度の期間で目に見える結果が出ないと投資してみよう、長期で持ち続けようと思えないのかもしれません。もちろん結果も大事ですが、それだけではなく、本来の投資する目的をしっかり持ち続けること、これからの未来に期待ができるかっこいいお金の使い方ができる人がもっと増えるように、長期投資の大切さや良さを伝え続ける必要があると思います。

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