セミナーQA集 『自立して堂々と生きていこう』

SEMINAR QA

暴落時に応援投資をするのは素晴らしいと思いますが、通常の時はどういう運用をしてるのですか?

2023.07.03 —
40代男性
5件のコメント
  • #投資運用

回答者による回答

暴落時は投資活動が活性化するタイミングであり、「リスクマネーを供給するのだ!」と血気盛んな気持ちになります。そして長期投資家たる真髄を求められる時です。しかしながら、さわかみファンドは荒波の時も凪の時も、ファンド仲間の皆さまや投資先企業と寄り添いつつ、ゆたかな未来という目的地に向かって船を進めているだけというのが実状です。つまり、平時も有事も同じ運用スタイルです。不断の企業調査、セクターローテーション、セミナーなどを行いながら皆さまの船の快適性を保ちつつ、暴落時には揺れ動く船の舵取りを力いっぱい行い、その後の青い空と海への期待を高めています。詳しくは、下記の通り他の社員が答える通りです。

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当社の長期投資は創業以来、次のリズムを大切にしています。①世の中になくてはならない企業の徹底した選別→②暴落時の応援買い→③株価過熱時の利益確定によるキャッシュの準備→④次の暴落での応援買い、を愚直に繰り返します。このリズムで、時間の経過とともに積みあがっていくリターンを再投資していくことで複利の雪ダルマ効果を思う存分、皆さまの財産形成に活かすイメージです。①から④はそれぞれが通常の業務で切り離すことはできないのですが、投資候補の企業が将来生み出す価値の予測を一義に詳細調査することも一方で続いています。毎週の運用会議にてアナリストによるボトムアップの提案を議論したのち、最高投資責任者が承認して投資先候補群がプールされています。この中からファンドマネージャーが適切なタイミングで売買を執行します。現在の可能性として、金融緩和バブルの崩壊がある場合に備えて③のキャッシュの比率をあげつつ次の応援買いの準備を入念に進めています。

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いたって地道に企業調査をしています。私たちは、定量面と定性面で企業を分析し、将来の成長シナリオを立てた上で企業価値を算出します。事前に良い企業をリストアップすることで、暴落が来た時に割安で買う、というリズムが生まれるのです。また、時に企業の個別理由によって大きく株価が下がることがありますので、そのようなときもチャンスとなります。企業を一度分析したから終わりではなく、継続的に見ていくことでより長期投資の確度が高くなると考えています。

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直接企業の株式を買うことだけが応援買いではありません。実は日々の生活で、企業が出している商品を購入することもわずかではありますが、企業の売上や利益につながるので応援買いと言えます。スーパーでお茶を買うときに迷ったら応援投資をしている企業のお茶にしようといった感じです。

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私たちの運用の核はリズムと企業調査です。この2つを通じてファンド仲間に長期的にご満足頂けるパフォーマンスをお届けできるよう取り組んでいます。具体的には投資先企業の成長ストーリー、マクロ経済環境、ライバル企業動向など多面的な視点で企業の投資価値を見積もったうえで、市場での評価と流動性を考慮しファンド仲間の投資資金を配分しています。そしてこのプロセス、実は暴落時も通常時も違いはほとんどありません。投資先企業の成長ストーリーに変化はないか、達成時期に遅延はないか、ライバル企業はどうか、などを日々チェックしています。そして世の中を面白くする新しい技術や企業の発掘と調査に明け暮れています。

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