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SEMINAR QA

レオスキャピタルワークスの上場を機に、さわかみ投信も上場をすることなど今後ありますか?

2024.01.04 —
60代 男性
8件のコメント
  • #投資運用
  • #会社全般
  • #商品性格

回答者による回答

ホームページで両社の経営理念をじっと眺めていただけないでしょうか? 経営理念は企業の憲法のようなもので、それぞれの役職員が寄って立つ錦の御旗とお考えください。「 一般生活者の財産づくりを長期投資でお手伝い」と「ファイナンシャル・インクルージョン(金融包摂)」に違いを感じませんか? 私は当社の経
営理念を実現するためには、他の資本を入れない独立系直販というかたちが真っ当だと思います。そこで生まれるファンド仲間の皆さまとの圧倒的な信頼感があればこそ、当社独特の長期投資のリズムを堅持することができます。皆さまとの直接対話で長期投資の先に目指す将来の夢を語り合うことが私共のやりがいで
もあります。従って上場はありません。

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当社の理念と上場の意義は相容れないため、今後も上場を検討することはありません。当社の職場精神には「ご縁が口コミで広がっていくぐらいで丁度いい」との一節がありますが、営業活動を行わない私たちは全国各地のセミナーを通じて理念を共有できるファンド仲間と共に育ってきました。航海に例えると、大時化の中で眼前の荒波を乗り越える際に乗組員の息を合わせることが、船を目的地へ向かわせるためには何よりも重要になるからです。翻って当社が上場するということは、皆さまと航海してきた船の所有権の一部を、株式市場で取引をする目的の投資家に譲るということになります。もちろんこの投資家とも理念を共有できれば問題ないと思いますが、目的地へたどり着くことよりも船そのものの時価を重視する視点は短期的になりがちです。こうなると理念を共有できない顧客でもどんどん営業して乗せるべきだとか、荒波を前に無線でワーワー指示だけだしてくるオーナーを招き入れるようなことになってしまい、これまで苦楽を共にした皆さまとまともな航海ができなくなってしまいます。もちろん上場で得られるメリットを否定はしませんが、私たちの存在意義として理念を共有いただけるファンド仲間との関係が最も大切であり、会社の成長を目的としてこれを犠牲にするようなことはいたしません。

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事業領域を日本国内に限定すれば当社が上場することはないでしょう。一般に上場会社の最優先事項は株主利益の最大化と考えられています。株主とファンド仲間が一致するとは限りません。上場という、当社理念の一つであるファンド仲間の財産づくりが疎かになりかねない制度を敢えて利用する必要はないと思います。一方、事業領域を海外まで拡大すれば上場は十分可能性があります。当社グループが投信事業を行っているタイでは投信制度が日本と類似しているので上場する必要はないと思いますが、仮に米国で投資信託事業を始めるならば、運用会社が上場して資金調達する会社型投信かETF(上場型投信)になるでしょう。国が変われば制度も考え方も変わるので、ビジネス環境に適合する体制が望ましいと言えます。本質的なことは資金の出し手の期待に誠実に答えられる運用体制を構築し、投資を通じてより良い社会を築けるかどうかという点に尽きると思います。

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さわかみ投信の上場の見通しは非常に魅力的です。実際、当社の従業員やファンド仲間は日本に住むすべての人々の経済的自立を目指す使命を高く理解していると思います。しかし上場してしまうと、当社の使命を理解していない株主も取り込む可能性が高いです。したがって、私たちの使命の失敗につながると考えております。結論として、さわかみ投信が上場する可能性はありません。

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上場するメリットはお金が集めやすくなる信用力向上や、認知度向上によるブランド力で人材、顧客の集客力向上などが挙げられます。一方で経営の自由度減少や上場コストといわれる事務量増加や維持管理費などが発生することがデメリットとして挙げられます。弊社が掲げている経営理念を実行していくには経営の自由度が肝要です。それを表す例を二つ挙げます。一つは運用期間を限定してしまうと本格的な長期投資はできなくなり、短期志向となって成果を出すことが困難になるからです。半年や1年といった期間で評価日が設けられ、運用者は成績を出すことに追われ、評価日を基準に本意ではない売買が行われるということです。農作物が種まきから収穫まで時間がかかるのと同じで、企業の事業も種まき(事業投資)から収穫(利益)までに時間がかかるのです。もう一つは利益配分です。経営理念に掲げている「長期投資で得たリターンは、広く世の中にお返ししていこう」ができなくなる恐れがあります。弊社の株式は全てさわかみホールディングスが保有しており、弊社から支払われる配当金のほとんどがグループ企業を通じて社会に還元されています。このような理由から弊社が上場することは今後もないと考えます。

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さわかみ投信は上場する必要あるのでしょうか? 答えは明らかで、全く必要ありません。当社の目的は長期投資を通じたファンド仲間の皆さまの財産形成です。そのためにもブレない投資哲学を実践していく必要があります。それも超長期にわたり。その航海においては、外部の様々な株主の声はノイズにすらなりかねません。信頼と実績を積み上げる中で、さわかみファンドが成長していければ、当社の財務状況も強固なものへと成長していくことができます。焦って先にお金集めをする必要もありません。外部株主の声にさらされずに長期投資に専念する。そしてさわかみファンドと共にさわかみ投信も成長していく。これこそが、真の長期投資を実現するために必要な未来への歩み方であると信じています。

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ないと思います。私たちは長期投資を通して、一般生活者の財産形成をお手伝いさせていただくことを社是としています。このことを貫き通すための仕組みとして、直販という体制をとり、自分たちの手でさわかみファンドをお届けしています。一般的に言われる上場メリットは、私たちにとって魅力的なこととは考えられません。セミナーに行くと、「さわかみの考え方が変わっていないかを確認しに来た」というお客さまがいらっしゃいます。創業当時の思いや考え方を貫き通すことを期待し、願っているのだと感じさせられます。色々な情報が飛び交い、社会が多様化する中でも、私たちは引き続きぶれることなく進んでいきます。長期投資の力をご期待ください。

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さわかみ投信は上場しません。なぜかというと、さわかみは、理念をとても大切にしているからです。口コミやセミナー等でご縁が広まり、さわかみ投信としての長期投資の考え方に共感してくださるファンド仲間が増え、本格的な長期投資が広まっていくことが、我々が目指しているところです。しかし、上場すれば、さわかみ投信のことをよく知らない、儲けることを目的とした株主に、我々が20年以上大切にしてきたものを壊されてしまうかもしれません。そのため、上場することは考えておりません。これからも、変わらずご縁を大切にしていくさわかみ投信の良さに共感してくれる人が増えていくことを願っております。今後も、さわかみらしさを大切に、自信を持って運用を続けてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

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