セミナーQA集 『自立して堂々と生きていこう』
SEMINAR QA
日本の景気を良くするにはどんなことが必要だと思いますか?
- #景気経済
回答者による回答
カッコいいおじちゃんとおばちゃんが増えることだと思います。私もシニア世代ですが、我々世代が真っ当な投資と消費でお金をぐるぐる回して、明るく堂々と生きる様を次世代に見せてあげれば良いのではないでしょうか? その時に、成熟国らしい意味のあるお金の回し方を探究していくことに熟年の美学があると思います。その知恵を次世代に伝えていくことが生きがいに繋がるのかなと思います。私はバラ色だと思っています。ご一緒に盛り上げていきましょう!
日本製製品への信頼を再認識するような消費者の動きに期待しています。日本には日本人がその価値を見いだせていない素晴らしい製品がまだまだ沢山あると思います。身近な例ではウィスキーやシャインマスカット、変わったところではアニメなどサブカルチャー分野のコンテンツなどもその価値が世界的に高まった姿を目の当たりにしてきました。長らくのデフレ経済の中で、生活者もとにかく量産によるコスト削減された安いものに反射的に反応するクセがついてしまったように思いますが、今まさに“買う”ボタンをクリックしようとしている手を止めて「日本製」というキーワードを入れて再検索すべき時期が来ているように感じています。インフレの進展や為替差など健全でない要因がサポートしている面もありますが、Made in Japan製品の耐久性や機能美が十分に背伸びして届く価格になっていると生活の中で感じることが増えました。卑近な例ながら私は先日長らく検討した結果、燕三条製の水切り籠を購入しました。その気遣いに満ちた加工やデザインは水切り籠のはずなのに洗い物の際に気持ちに潤いを与えてくれています。
私たち一人ひとりが、ポジティブマインドを持つことだと思います! 日本の投資家を見ていて、あまりにも日本をネガティブにとらえていると強く感じます。私がリサーチをする上で、ある事象に対し必ず賛成意見と反対意見を見比べ、両面から客観的にとらえるようにしていますが、日本をネガティブにとらえる意見の多くは、人口減少などの構造的な要因でありました。日本企業はたくさんの世界に誇れる技術・マーケットシェアを持っているのにも関わらずです! 恐らくはバブル崩壊後の負の30年間が、私たち日本人の考えかたの視座をマイナスにもっていってしまったことが原因であると思います。世界4位の経済大国であり、なおかつ世界で最も平和だと思われる日本を心の底から誇らしいと思うようになれれば、マインドが少しでも良い方向に好転するでしょう。日本の景気を良くしていく伴は、国政でもなく金融政策でもなく、私たち国民かもしれません。
ズバリ世の中にお金を回すことです。日本の景気を良くするというのは、血液の流れを良くすることに似ています。そのためには、お金が使われずに滞っている部分からお金が足りない部分に流してあげることが大事ですね。企業は国民に多くの給料を払い、国民は貯蓄だけでなく投資にお金を回す、余ったお金で今よりも少し良いものを買う、そのお金が企業や地域に還元される。といった風に循環することでお金の流れは活性化します。より多くの人がお金を回す意識を持てば、結果的に景気が良くなっていくのです。