中国での汚染対策として「ヤクルト」を飲用されていた駐在員
8月にミャンマーに新拠点設立
中国に赴任していたある日本企業の駐在員の話では、大気汚染などからの健康維持の対策としてヤクルトを飲んでいたそうです。衛生管理が日本ほど発達していない国々では、ヤクルトで腸内から健康を増進することが重要です。創業者で医学博士でもある代田 稔(シロタ ミノル)氏が1930年にヤクルトのシロタ株を発見したのも、栄養不足と衛生状態の悪さで多くの子供たちが感染症により命を落とすことに胸を痛めたことからです。
特に中国の広州ではヤクルトが浸透しており、100人に対して平均で毎日3.6本※が飲まれています。この比率を他地域でも伸ばすのが当面の目標です。販売方式も日本と同様で、シロタ株が腸内に良い菌を増やす仕組みなどの商品説明を、ヤクルトレディが顧客にきめ細かく行っております。また、今年の8月にはミャンマーのヤンゴン市に新しい拠点を作り、地域の健康状態を改善する力となるよう努力しています。新しく進出した地域はしばらくの間は赤字傾向ですが、長い時間をかけて人々に愛され黒字へと転換してきました。このように世界各地、特にアジアの途上国で販売を伸ばし、地域の健康状態を改善するヤクルト本社を応援したいと思っています。
※中国全体での100人当たり平均値は1.1本/日、
日本は7.5本/日
【アナリスト 大岩 賢】